文春文庫
死刑長寿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167119140
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

明治十六年生れの死刑確定囚がいた。とんでもない長寿日本一に大騒ぎの表題作。六十五歳に達した日本男児には全て勃起能力テストを受けさせるET法が制定されて…(「エレクションテスト」)。とてつもない面白さ。くだらぬ虚飾に火をつけて灰にし、野坂昭如の小説はここまで到達した。各紙で絶賛された短篇集。

著者等紹介

野坂昭如[ノサカアキユキ]
1930(昭和5)年10月10日、鎌倉市に生まれる。旧制新潟高校を経て、早稲田大学文学部仏文科中退。63年「エロ事師たち」を発表、流行作家となり“焼跡闇市派”と称される。67年「火垂るの墓」「アメリカひじき」を発表し、68年に直木賞受賞。83年、参議院比例代表に立候補して当選するも、同年、田中角栄の金権政治を批判して衆院選に立候補し、落選。97年「同心円」で吉川英治文学賞受賞。2002年「文壇」で泉鏡花文学賞受賞。03年、脳梗塞に倒れて以来、闘病生活を送っていたが、07年2月から毎日新聞朝刊で「七転び八起き」の連載を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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