出版社内容情報
「万人に感じよく思われなくてもよい」「相手にとどめを刺さず、もて遊びなさい」――家族、結婚、仕事、老後、人生のバイブルに。
内容説明
著者自身が生き延びるため、必要に迫られ身につけた言葉の数々から140を厳選。初の語録!
目次
第1章 「人生」のサバイバル語録
第2章 「仕事」のサバイバル語録
第3章 「恋愛・結婚」のサバイバル語録
第4章 「家族」のサバイバル語録
第5章 「ひとり」のサバイバル語録
第6章 「老後」のサバイバル語録
第7章 「女」のサバイバル語録
第8章 「未来」のサバイバル語録
著者等紹介
上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年、富山県生まれ。東京大学名誉教授。NPO法人WAN理事長。女性学、ジェンダー研究、介護研究のパイオニア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
54
著者が過去に仕事、恋愛等について語った格言。親が子供にする最後の仕事が老いてゆく姿を見せることである、まさに親が老いてゆく世代のためにぐっときました。2019/06/01
GAKU
47
上野さんのこれまでの著書等からピックアップした、名言等を集めた1冊。それぞれに簡単な説明とどの著書に載っていたかも記されているので、良かった著書だけまた後で読むことも出来ます。男性の私が読んでも、結構響く言葉が多々ありました。2021/06/28
neimu
46
ただただ懐かしい。人生の半分以上終わった今、戦う部分を支えてくれた先輩の言葉をしみじみと読み返し思い出に浸る年齢になった。人生100年時代だから先はまだまだ長いのだけれど、彼女のようにポジティブに行動したり声を上げて来たわけではないけれど、それでもしみじみとさせられる。最初に読んだ当時実感できなかったこともほとんどは経験済みの年齢になった。だからこそ逆に先駆者の苦労がしのばれる。彼女は後悔を口にしたりはしないだろうけれど、強いからこそつよくなろうと頑張り続けたのだろうと。勇気と労りとありがとうを贈りたい。2020/02/07
future4227
45
SNSで話題となった今年の東大の入学式での上野先生の祝辞に感銘を受けて、何か著書を読んでみたくなりこの本を手に取った。悩める女性に向けての一言集なので、女性が読めば励みになる言葉が多いが、男性が読むと反省することしきりである。無意識に男性優位の社会になっていることに気づかされる。いろんな所から断片的に切り取った語録集なので軽く読める利点はあるが、その分深みがなく、祝辞ほどの感銘は受けなかった。2019/05/09
てん
26
今年の東大の入学式祝辞で改めて脚光を浴びている著者の、これまでの著作や講演からピックアップされた語録。上野さん自身はこの本を「他者から見た上野千鶴子」という。 問題点を率直に提起し、研究に基づいて述べられた言葉にはユーモアと重みがある。2019/05/03