文春文庫<br> 蒲生邸事件〈下〉

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文春文庫
蒲生邸事件〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 425p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167909581
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

二・二六事件の当日、蒲生大将が自宅で拳銃自殺。だが、殺人の疑いも出てきた。戦争への色濃さを増す戒厳令下の東京にタイムスリップし、事件に巻き込まれた孝史はどう行動するのか。再び現代に戻って来られるのか―。大きな歴史の転換点に送り込まれた時、人には何が出来るのかを問う、著者会心の意欲作。

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年生まれ、東京・深川育ち。法律事務所勤務を経て、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以降、「龍は眠る」で日本推理作家協会賞(92年)、「本所深川ふしぎ草紙」で吉川英治文学新人賞(同年)、「火車」で山本周五郎賞(93年)、「蒲生邸事件」で日本SF大賞(97年)、「理由」で直木賞(99年)、「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞(2001年)、「名もなき毒」で吉川英治文学賞(07年)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タツ フカガワ

67
下巻は上巻にも増して一気読みの面白さ。蒲生元陸軍大将の自決に他殺の疑いがかかるミステリーの趣もあれば、平成生まれの孝史がこの時代に生きて行こうかと思う昭和の原風景も魅力的。それらが太平洋戦争への発火点となる二・二六事件に絡んでいて、やがて蒲生家の人々のドラマへと移っていく。そして見事な終章へ(72歳のふきが18歳の孝史に宛てた手紙に思わず落涙)。そのどれもが読み応えがあって、またもや「すごいな、宮部みゆき」となりました。2021/08/12

カブ

53
主人公孝史が2.26事件の真っただ中へタイムトリップしてしまうSFであり、そこで起こった自決なのか殺人なのかの事件に巻き込まれるミステリーでもあるこの物語の結末は果たして…。歴史的な事実が丹念に書き込まれていて、架空の人物である蒲生大将が実在するかのようで、平成から次の年代へ移るこの時期に、昭和を振り返るのもイイかなと思います。2017/12/02

はるき

47
宮部みゆきさんは、ルールに厳しい作家だと思います。タイムトラベルだけど、道理を曲げない姿勢が好き。SFであり歴史であり人情。圧巻の出来でした。2017/12/01

みつ

42
下巻にはいり俄然面白くなる。「事件」の「謎」が提示され、関係者が絞られている様も、この日の出来事と密接に関連。そこからの人間関係が徐々に炙り出されていく様も見事。ミステリ的興趣よりもこちらの方が上回る。主人公がひた隠していた時間旅行についてとんでもない事実が明らかになるのは、強引な展開なようでいて読む方としては加速度がついているので頓着しなくなってくる。春たけなわの終章がまた切ない余韻を残す。この本が執筆された当時に近い「現代」の1994年と1936年、58年の隔たりというのも、この物語の成立に不可欠。2024/04/16

肉嬢★

39
とうとう終わってしまったー。誰が大将を殺したか分からなくて続きが気になり面白かった!登場人物全員、怪しく思えたし(笑)現代に戻った後に蒲生邸の人達のその後の生い立ちを知った時は嬉しくなったり残念に思ったり…。ふきと会う所は、ちょっと残念な気持ちもあったけど何だか良かった。2022/09/04

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