出版社内容情報
師走、小籐次は永代橋から落ちた男を助ける。だが男は死に、謎の花御札が残された。探索を始めた小籐次は、唐人も絡む謀略に気づく。
内容説明
年の瀬が迫り、次々と舞い込む研ぎ仕事を片付ける傍ら、小藤次は想いを交わすおりょうのため、芽柳一派旗揚げ新春歌会の設えに奔走する。そのさなか、永代橋から落下した男に謎の花御札を託され、男は死んだ。聞き慣れぬ「大黒町」の文字、小藤次を待ち伏せる頭巾をかぶった羽織の武家…。背後に蠢く幕府を揺るがす策略とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
97
この前半のシリーズも大詰めに近づいてきているのでしょう。主人公の想い人が歌の一派を立ち上げて新しい住まいに住んでいるけれども、主人公は相も変わらず長屋暮らし。そのようなところがいいのでしょうね。今回は長崎からの贋金事件ということで主人公の活躍で、老中から感謝され更に味方が増えます。中高年向けのラブストーリー的な要素も含まれています。2018/03/23
Tatsuhito Matsuzaki
5
新シリーズを読み進めている中で旧シリーズの未読刊を読むと、登場人物の年齢&人間関係&生死も相違しますが、ストーリーの巧みさに引き込まれて読了。 いつでもどこからでも読み始められるのが、人気シリーズ化の秘訣なのかも知れませんね。2021/02/24
あき
1
来島水軍流本領発揮の船戦。本領発揮過ぎて勝負にならずにあっさり終了。寺社方の九条さんのおとぼけぶりがいい。御三家、老中、南北奉行、寺社奉行、これだけ後ろ盾があるともう怖いものなしだよなー。でも本人にその自覚がないってのが良き。2021/08/29
いえのぶ
1
小籐次の想い人のおりょうが新しい歌壇を新春に立ち上げる。準備に忙しい中、橋から落ちた怪我人を拾ってしまう。2018/01/19
depo
0
図書館本。2024/12/10
-
- 和書
- 名作バレエの楽しみ