出版社内容情報
大きな活字でふりがなを増やし、圧倒的に読みやすいと評判の決定版。十二巻と十三巻では、平蔵のみならず、真の盗賊の魅力も全開。
内容説明
盗賊の頭・長沼又兵衛は、かつて本所・高杉道場で、平蔵、岸井左馬之助とともに、三羽烏と呼ばれた男だった(「高杉道場・三羽烏」)。腕利きの密偵六人衆が集まり、盗賊だった頃の思い出話を肴に、飲んで飲んで、その挙句…(「密偵たちの宴」)。ほかに「いろおとこ」「見張りの見張り」「二つの顔」「白蝮」「二人女房」の全七篇を収録。
著者等紹介
池波正太郎[イケナミショウタロウ]
大正12(1923)年、東京に生れる。昭和30(1955)年、東京都職員を退職し、作家活動に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、35年、第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。52年、第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科帳」その他により受賞する。63年、第36回菊池寛賞受賞。平成2(1990)年5月3日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
100
今回の再読で印象に残ったのは、「密偵たちの宴」です。いま鬼平が使っている密偵は男が5人、女が一人です。その6人が集まって飲んでいるところから始まり昔の話になって懐かしくなり昔取った杵柄を試したくなります。狙いをつけた金貸し医者のところへ先に別の盗賊が入り捕まります。そのあとに金を盗みますがそれを返します。男の密偵だけでやり遂げますが鬼平はわかっていて女密偵にそれとなく匂わせます。楽しめました。たまにはガス抜きも必要なのでしょう。2023/07/06
優希
45
凝った展開の話が多くて楽しめました。2023/03/11
金吾
32
○人情味が増しているように感じます。「いろおとこ」「密偵たちの宴」「白蝮」が良かったです。2022/07/27
金吾
25
○何度読んでも飽きないシリーズです。話もよく練られているなあと思いながら読みました。2024/02/10
金吾
22
○安定して面白いです。「密偵たちの宴」は鬼平の密偵たちへの接し方に惚れ惚れします。2025/03/09
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- 竹内さりあ ヤンマガアザーっす!<YM…