文春文庫<br> 世界を変えた10人の女性―お茶の水女子大学特別講義

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文春文庫
世界を変えた10人の女性―お茶の水女子大学特別講義

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167906191
  • NDC分類 280
  • Cコード C0195

出版社内容情報

アウンサンスーチー、マザー・テレサ、緒方貞子など時代を変える仕事をした女性達について、池上教授が語り、女子学生らと徹底討論。女だてらか、女性ならではか?



アウンサンスーチー、マザー・テレサ、緒方貞子など時代を変える仕事をした女性達について、池上教授が語り、女子学生らと徹底討論。池上 彰[イケガミ アキラ]

内容説明

近現代史を塗り変える仕事をした女性達。その生涯と業績、賛否分かれる評価を池上教授が解説し女子学生達と徹底討論。「田中真紀子」説もあるアウンサンスーチー、「中絶否定」が論議を呼んだマザー・テレサ、不倫でバッシングされたマリー・キュリー。意外な側面も見ることで人間と歴史への理解が深まる真の啓蒙書と呼ぶべき一冊。

目次

第1章 アウンサンスーチー―政治家
第2章 アニータ・ロディック―実業家
第3章 マザー・テレサ―カトリック教会修道女
第4章 ベティ・フリーダン―女性解放運動家
第5章 マーガレット・サッチャー―元英国首相
第6章 フローレンス・ナイチンゲール―看護教育学者
第7章 マリー・キュリー―物理学者・化学者
第8章 緒方貞子―元国連難民高等弁務官
第9章 ワンガリ・マータイ―環境保護活動家
第10章 ベアテ・シロタ・ゴードン―元GHQ職員

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者、キャスターを歴任する。94年から11年間、「週刊こどもニュース」でお父さん役を務め、わかりやすい解説が話題に。2005年、退職。以後、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。東京工業大学リベラルアーツセンター教授を経て、16年4月より名城大学教授、東工大特命教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

83
読友さんの感想より積んでいた一冊。面白い。学生とか女性とか関係なく一読の価値あり。個人的には、アニータ・ロディック←ボディショップ創業者、ナイチンゲール←現代看護の立役者、ベアテ・シロタ・ゴードン←元GHQ職員を軸に興味深い講義の数々。しかし、これら取り上げられてる人物はあくまでケーススタディー。様々に考える力を養うテーマ。その題材を提供していると考えればその講義を行う池上氏の補足知識がまた興味深い。そして全講義終了後の池上氏の学生への指導講義も一読の価値ありでした。2019/03/31

s-kozy

77
読友のあすなろさんの感想から本書を知り手に取る。非常に面白かった。お茶の水女子大での特別講義をまとめた物。男女、年齢問わず読む価値のある一冊だろう。ここに出てくる10人の女性の功績、人物像、池上さんの詳しい解説なども情報豊富だが、終章の学生レポート講評会が興味深い。こういう過程を経て思考が深まることがよく分かる。講義中にも何度か言及されるが、将来は「世界を変えた10人」を選出した時にその半分が女性だった、そんな世の中になることを願う。そのための一助になる一冊。まずは今夏に大学進学を控える娘に推薦します。2019/04/17

佐島楓

55
キュリー夫人、ナイチンゲールなどの伝記で読むような偉人や、現代に生きる女性まで、まさに「世界を変えた」女性を紹介した本。読んでいて発見が多く、意義深い読書だった。お茶大での講義録ということで、学生さんのレポートも掲載され、視点や講義の解釈について勉強になった。2016/07/24

肉尊

50
池上彰がお茶の水女子大で行った特別講義の内容は、10人の女性たちが世界を変えた理由を当時の時代背景、社会構造、人間関係などをもとに、その共通点を学生たちに考えさせることだった。講義部分だけでも収穫は十分あるのだが、学生たちの課題発表が非常に面白い。10人の女性の共通資質について、理論と根拠に基づいた揺るぎない信念、逃げ道を作らないことなど様々な意見が出されたが、その反論が抽象的すぎると池上氏は一喝。「例えばサッチャーは居並ぶ男どもを尻目に出世した」のように具体例をもとに反論しなければならないと指導している2022/12/03

コウメ

40
印象的に残ったのは、「マザーテレサ、ヘディ・フリーダン、ベアテ・シロタ・ゴードン」の3人が興味が沸いた。マザーテレサは、有名なので特にないが、ヘディ・フリーダンはファシズム運動の先駆けした人で「主婦であり母親であるという立場になってしまったことにより夫があってこその自分、子供があっての自分という」非常に弱い立場に追いやられ夫の出世や子供の成長が生き甲斐になっている/「ワンガリ・マータイ」平和と環境との間に何の関係があるか、多くの戦争は資源をめぐって起こるもので地球の資源は乏しくなる一方。2021/11/06

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