文春文庫
むかし・あけぼの〈下〉―小説枕草子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 529p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167905965
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

関白・道隆が亡くなり、権力は道長へ移り、強力な後ろ楯を失った中宮定子。兄・伊周と弟・隆家に左遷流刑宣告が下り、後宮には次々と新しい女御が入内、一族は衰退の一途をたどる。定子に仕える海松子は、定子の美しさと人生の光耀、世のときめきだけを書きとどめ、「春はあけぼの草子」をついに完成させる。

著者等紹介

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年大阪生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒。64年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥川賞受賞。軽妙洒脱でユーモラスな小説を主体に歴史エッセイ、評論など幅広く活躍。87年「花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女」で女流文学賞、93年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞受賞。95年紫綬褒章受章。98年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で泉鏡花文学賞、井原西鶴賞、99年読売文学賞受賞。2000年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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