文春文庫<br> ぼくは勉強ができない

個数:
電子版価格
¥499
  • 電子版あり

文春文庫
ぼくは勉強ができない

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2025年07月04日 15時17分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167903619
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

勉強はできないが女にはモテる――高校生・時田秀美に女は皆ときめき、男は皆あこがれた。著者書き下ろしメッセージも収録。

不朽の青春小説が今再び!

勉強はできないが女にはモテる――高校生・時田秀美に女は皆ときめき、男は皆あこがれた。著者書き下ろしメッセージも収録。

内容説明

「ぼくは思うのだ。どんなに成績が良くて、りっぱなことを言えるような人物でも、その人が変な顔で女にもてなかったらずい分と虚しいような気がする」―時田秀美は17歳、サッカー好きの男子高校生。勉強はからっきしだが、めっぽうモテる。発表から四半世紀、若者のバイブルであり続ける青春小説の金字塔。

著者等紹介

山田詠美[ヤマダエイミ]
1959年東京都生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞を受賞し鮮烈にデビュー。同作品は芥川賞候補にもなる。先鋭的な作品を発表し続け、87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花賞と、文学賞を次々と受賞。その後も現代文学の旗手として旺盛な執筆活動を続け、2001年には『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びす男

100
新潮文庫を実家に置いてしまったので、中古で文春を買って再読。覚めているが優しい眼差しのかけ方を、時田くんに教えてもらう。読書の楽しみは、知識が集まることよりも良い考え方と出会うことだ。この本には、思わず誰かに勧めたくなるような魅力がある。「女にもてないという事実の前には、どんなごたいそうな台詞も色あせるように思うのだ」。27ページにあるこの言葉で、一気に引き込まれる。おっしゃる通りだが、よく言えたもんだと。2017/05/15

ゆいまある

68
勉強はできないが女にはモテる高校生の秀美。秀美の普通と学校の普通は少しずれる。私も現在に至るまで大幅にずれ続け人生なので、山田詠美の書く高校生は肌に合う。高3男子なんて小学校高学年女子より幼い筈だが(偏見)、秀美の精神年齢は35歳ぐらいあるので(推定)年上の恋人にたしなめられて怒りを抑えることを学んでいく。学校も友達も恋人も居場所な感じがとてもいい。山田詠美は昔から好きだけどこの話は特にいい。流されないで生きていく。自分に真摯に向き合いながら。感情に振り回されてる自分の心の毒が抜けていく。2019/03/12

安南

56
嘗て自分に子供ができたら時田秀美のように育って欲しいと夢見、思春期になったら是非本書を読ませたいと思っていた。今回久々に読み返して気がついた。この類稀なる青年は時田家というユートピアあっての存在なのだと。祖父と母親と息子、憎まれ口を叩きつつ、なんとも愛に溢れている。その三人が絶妙な距離を保ちながら執着や支配といった歪みを差し挟むことなく互いを尊重し、丸ごと肯定するという夢みたいな家庭。うーん現実には厳しいな。最新作『賢者の恋』に大人なった秀美くんの姿が描かれているそうなので読んでみたい気もするが…。2015/05/21

再び読書

54
30年振りに山田氏の作品を読みました。きっかけは、これが中学の授業で使われると聞き、久々の彼女の作品でした。ベッドタイムズアイ以来なのだが、当然テーマが違うので艶やかさは感じられないが、当時まだまだ一般的な恋愛では無かった黒人兵との赤裸々な性活を綴った奔放さは、この作品にも見られる。また、勉強一辺倒の秀才をやり込める勉強は出来ないけど女の子にはモテるなんて切り返しは、確かに少子化に喘ぐ日本に必要な考え方の一つかもしれない。やはり、周りに引っ張られるのではなく、自分の考え方に筋が通っている事が重要と感じる。2019/01/11

tu-bo@散歩カメラ修行中

53
キャッチコピーは以下。 不朽の青春小説が今再び!勉強はできないが女にはモテる――高校生・時田秀美に女は皆ときめき、男は皆あこがれた。著者書き下ろしメッセージも収録。 初 山田詠美さん、ぶっ飛んだ。素晴らしい青春小説だと思います。9編の短編、連作。主人公時田秀美、母 仁子、祖父 隆一郎 本当にイカした主人公、主要人物。各編に登場する同級生もいい味を出している。そして山田詠美さんの文章の読みやすさ。一気にファンになったかもしれない。高校生の課題図書というのもわかります。2018/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9704696
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品