文春文庫<br> アルカトラズ幻想〈上〉

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文春文庫
アルカトラズ幻想〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167903138
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ワシントンDCで発生した猟奇殺人は、恐竜絶滅の謎を追うひとりの男をあぶり出す。そして舞台は、難攻不落の牢獄アルカトラズへ。

現代ミステリを導く鬼才・島田荘司の到達点

ワシントンDCで発生した猟奇殺人は、恐竜絶滅の謎を追うひとりの男をあぶり出す。そして舞台は、難攻不落の牢獄アルカトラズへ。

内容説明

1939年、ワシントンDC近郊で娼婦の死体が発見された。時をおかず第二の事件も発生。凄惨な猟奇殺人に世間が沸く中、恐竜の謎について独自の解釈を示した「重力論文」が発見される。思いがけない点と点が結ばれたときに浮かびあがる動機―先端科学の知見と奔放な想像力で、現代ミステリーの最前線を走る著者渾身の一作!

著者等紹介

島田荘司[シマダソウジ]
1948年、広島県生まれ。武蔵野美術種学卒。1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たし、以後、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』などの御手洗潔シリーズや、『寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁』などの吉敷竹史シリーズで、本格ミステリの旗手となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

125
面白いが、少し設定に凝りすぎたかもしれない。何やら謎めいた殺人事件?。というか殺人かどうかもよくわからない事件が起こる。急転直下何やら重力論文という論文を読まされる。absintheは、この論文の部分が一番好き。 でも、当時の知識ではここまでは書けなかったはず…

Tetchy

82
ノンシリーズの本書は読者の予断を常に超え、全く想像のつかない展開で物語が進んでいく。それはあらゆる学問や知識が動員された奇妙な、しかしそれでいて実に説得力のある話が展開したかと思えば、奇想に満ちた世界が連続する。木に吊るされた2人の女性の死体は読者の想像をはるかに超える凄まじい有様。そんな猟奇殺人の捜査が辿り着くのはある大学院生が書いた恐竜滅亡の謎について考察した論文。この内容はウェブで調べるとトンデモ学説と断ざれたり、支持する声もあったりと様々だが私はこのコペルニクス的転回であるこの重力説を支持したい。2015/08/04

勇波

46
『重力論文』恐るべし!!これってどこまで本当なの?みんな知ってる事なんでしょうか??それとも奇想の一種?オモシロすぎて事件自体が頭からすっ飛んで行ってしまいました。。早く下巻へ★2015/03/24

佐島楓

40
二件のおぞましい猟奇殺人と一編の論文。第二次大戦下のアメリカでいったい何が起こっていたのか。思いもよらないところに連れて行かれる予感がして、続けて下巻に行きます。2015/05/02

そら

38
面白いです!女性の変死体が2体発見され、調査を続けるうちに犯人に繋がる一つの論文に行きあたる。その論文の内容が70pほどあるのだけど、それがとっても興味深かった。惑星の引力の成り立ちから始まり、恐竜絶滅、重力とヒトの体について、、と壮大で理にかなっていて、これが真実なのかも?と思ってしまう。いい勉強になったわ~、と思うけどこれって島田荘司の想像(考察?)なのかな?凄いわ。続きは奇想天外?。楽しみです。2019/03/23

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