出版社内容情報
世界経済二位となった現代中国の路線を定めた彼は、どのように決断したのか? 毛沢東死去、天安門事件、南巡講話。膨大な史料をもと
内容説明
1976年、毛沢東が死に権力の座に空白が生まれたその瞬間を、トウ小平は逃さなかった。しかし長老たちは隠然たる影響力を発揮し暗闘は熾烈を極める。胡耀邦、趙紫陽、江沢民、胡錦涛…。表の顔を代々替えながらも、改革・開放の道を歩んだ現代中国の四十年を、記者として寄り添い続けた伊藤正が描き切った。
目次
第4部 毛沢東死す―宮廷クーデターの三〇日間(毛沢東死去―そして、すべてが始まった;現代の易姓革命―「大統領も皇帝も同じだ」;「四人組」逮捕―「宮廷クーデター」だった ほか)
第5部 長老たちの暗闘―改革・開放へと踏み出す(経済大国への道―まぎれもなく中核だった;日中友好ムード―反ソ親米の路線上にあった;対米開放―「米国についた国はみな富強になった」 ほか)
第6部 「先富論」の遺産―トウ小平後の中国(トウ楠発言の波紋―「党規約 父の名を消して」;「団派」ホープの熱弁―「政治特区」が急浮上した;軟禁十五年余の元総書記―政権は呪縛の中にいる ほか)
著者等紹介
伊藤正[イトウタダシ]
1940年、埼玉県春日部市生まれ。東京外国語大学中国語科卒。共同通信社に入社。香港、北京、ワシントンの特派員、外信部次長、論説委員長を歴任。共同通信社時代には、毛沢東の死(1976年)と天安門事件(1989年)に現地で遭遇。2000年、産経新聞社に移籍し、中国総局長を務めた。2009年、産経新聞で連載した『〓(とう)小平秘録』で、日本記者クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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鈴木貴博
Roy
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