文春文庫
マイ・ベスト・ミステリー〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 478p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167740023
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

第一線で活躍するミステリー作家5人の「最も好きな他人の作品」と「最も好きな自分の作品」、そして書き下ろしエッセイを収録。北方謙三が吉行淳之介を、真保裕一が向田邦子を選ぶ、そのココロとは?各作家のセレクションを見るだけで胸おどる、ミステリー・ファンのみならず創作を志す人も必読のアンソロジー、第2弾。

目次

逢坂剛(「ドゥルティを殺した男」;「憎しみの罠」(平井和正)
その才をねたむ)
大沢在昌(「湯の町オプ」;「チャイナタウン・ブルース」(生島治郎)
乾いたナイフ)
北方謙三(「鳩」;「鳥獣虫魚」(吉行淳之介)
行間)
黒川博行(「カウント・プラン」;「雪が降る」(藤原伊織)
計算症のリアリティー)
真保裕一(「遺影」;「かわうそ」(向田邦子)
瓢箪から駒)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そーいち

11
推理作家の方々の思い入れがある短編+敬愛する作家の短編がセットになった豪華な編集作品。逢坂剛→平井和正、大沢在昌→生島治郎、北方謙三→吉行淳之介、黒川博行→藤原伊織、真保裕一→向田邦子の並び。大沢さんなどは師匠である生島治郎さんを挙げられて納得。逆に真保裕一さんなんかは接点の無いような向田邦子さんで面白い。流石にどれも粒ぞろいながら傑作は黒川さんと藤原さんのコンビ。推協賞短編をとった黒川さんの「カウントプラン」は勿論傑作で、藤原さんの「雪が降る」が最高だった。これがあるからアンソロジーは面白い。2023/06/22

KAZOO

4
このシリーズの第二番目には私がファンの作者さん(非常に多くの作者さんがファンなのですがその中でもとりわけひいきの)ばかりで楽しみに読ませてもらいました。作者自薦の作品もいいのですがそれよりも作者が今までに印象に残った作品群が結構目を引きました。逢坂さんは平井和正さんの珍しいハードボイルド的な作品、北方さんは吉行淳之介さん、真保さんは向田邦子さんというように意外と思われる方の作品を読んでいるのだなあと感じました。2013/06/13

ハメ・ドゥースト

3
★☆☆作家のオススメミステリーと自作のオススメという趣向が面白い。藤原伊織『雪が降る』、真保裕一『遺影』がオススメ。2019/12/20

まままま

1
湯の町オプ、チャイナタウンブルース◎ あまり読まないジャンルだったけれど、これを機会に読んでみようと思った。2018/09/01

てつじろう

1
Ⅰが面白かったので読んでみました。ハードボイルド系に馴染みが薄いので、そういった作家さんが集まったⅡは、正直「ハズしたなぁ・・・」と思いながら読んでいたのですが、最後の3作『雪が降る』・『遺影』・『かわうそ』は面白かったです。かわうそのラストってどういう意味なのかが気になってます。Ⅲはどうしようかなぁ・・・2012/03/10

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