出版社内容情報
横浜市北部に位置する大塚・歳勝土遺跡は、集落の全体像がわかる稀有な事例である。ニュータウン建設の最中にみつかり、部分的に保存のかなったこの遺跡は、規模も出土品もごく〝ふつう〟のムラであった。その姿とは。あわせて、横浜市域の開発と遺跡調査の歴史もふり返る。
内容説明
横浜市北部に位置する大塚・歳勝土遺跡は、集落の全体像がわかる稀有な事例である。ニュータウン建設の最中にみつかり、部分的に保存のかなったこの遺跡は、規模も出土品もごく“ふつう”のムラであった。その姿とは。あわせて、横浜市域の開発と遺跡調査の歴史もふり返る。
目次
プロローグ 大塚・歳勝土遺跡とは
第1章 環濠集落・大塚遺跡(ムラの立地と大きさ;ムラがあった時代;ムラのかたち;ムラに住んだ人びと)
第2章 墓域・歳勝土遺跡(方形周溝墓とはなにか;歳勝土遺跡の方形周溝墓;歳勝土遺跡と大塚遺跡)
第3章 弥生集落の研究へ(鶴見川・早渕川流域の弥生時代遺跡;集落をめぐる議論;稲作をめぐる問題)
第4章 発掘から保存まで(戦後横浜の考古学;港北ニュータウン遺跡群の調査;大塚・歳勝土遺跡を残す)
著者等紹介
高橋健[タカハシケン]
1971年、フィリピン・ルソン島生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。横浜市歴史博物館学芸員をへて、現在、横浜ユーラシア文化館主任学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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