小学館新書<br> 幸せな劣等感―アドラー心理学“実践編”

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小学館新書
幸せな劣等感―アドラー心理学“実践編”

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252848
  • NDC分類 140
  • Cコード C0295

出版社内容情報

不完全である勇気

劣等感とは、他の人と比較したときに、自分は劣っていると思い知らされること、と思っている人は多いでしょう。このような思いにさいなまれるのは、本当に嫌なものです。しかしアドラーのいう劣等感とは、自分の理想と現在の自分の状況を比較したときに生じる感覚。他人との比較ではなく、自分自身の問題なので、自分を卑下する必要はありません。劣等感があるからこそ、何かを創造したり、社会に貢献することなどを通じて、成長(これをアドラー心理学では「優越の追求」といいます)することができるのです。
自分の理想と比べて劣っている(不完全な)部分があるとしても、他者との比較や、周囲からの評価によってではなく、自分らしさを追い求めていくと、“本来の自尊心”が高まっていきます。
本書では、こうした「不完全である勇気」をはじめ、「ライフスタイル」「共同体感覚」などアドラーの“哲学”を徹底解説。私たちが幸せに生きていくために、いますぐ実践できる意識改革のヒントを、“アドラー心理学の伝道師”である著者が詳しく紹介していきます。

【編集担当からのおすすめ情報】
「アドラー心理学」の魅力は、これまで私たちが当然だと考えていたことに対して、別の角度から考えることの大切さ、おもしろさを教えてくれることです。シンプルな言葉のなかに込められた深い意図を、存分に味わってください。

向後 千春[コウゴ チハル]

内容説明

「自分は劣っている」と感じるのはつらいもの。でも、他人との比較ではなく、自分の理想像と現在の自分を比べて、足りない部分を埋めていく成長過程にあるのだと考えれば、“本来の自尊心”を高めることができる―。こうした「不完全である勇気」をはじめ、「ライフスタイル」「共同体感覚」など、アドラーの“哲学”を徹底解説。私たちが幸せに生きていくために、いますぐ実践できる意識改革のヒントを、“アドラー心理学の伝道師”が紹介する。

目次

第1章 よりよく生きるための心理学
第2章 「生きる」を科学する
第3章 自分自身を受け入れるという冒険―自己受容
第4章 自分が生きてきた道を再発見する冒険―ライフスタイル
第5章 自分の居場所を見つける冒険―所属
第6章 まわりに任せてみる冒険―信頼
第7章 人の役に立ってみる冒険―貢献
第8章 アドラー心理学を実践する
終章 生きることの科学

著者等紹介

向後千春[コウゴチハル]
1958年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部、同大学院文学研究科で心理学を学び、東京学芸大学で博士号取得(教育学)。早稲田大学助手、富山大学助教授等を経て、2012年より早稲田大学人間科学学術院教授。専門分野はアドラー心理学、教育工学、教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Artemis

9
自立して、自分の責任をちゃんと自分で取る姿勢。 自己肯定感を保ちつつ、できない部分も含めて自分であることを認める。優しく厳しい。2024/05/13

なか

5
・p74 劣等感を覚えた時に、「自分はまだまだ未熟だ。でもそこそこ良くやっている」という感覚を受け入れる。これを「不完全である勇気」といいます。 ・p75 他人のミスを許すことができない人は、自分のミスを許すことができない完ぺき主義に陥っていきます。自分の不完全さを受け入れることができなければ、他人の不完全さも受け入れることができないのです。 2017/04/04

やなぎ

5
読みやすい!自分を中心とする心理学で楽しい。2017/02/15

ジュリ

3
アドラー心理学に関するキーワードがわかりやすく解説されている本。2018/06/26

tsumahiro

2
劣等感とは他人との比較で生まれる自己嫌悪ではなく、自分の理想像と現実との乖離を認識したもの。自分の理想に近づくための生まれ持った才能や性格+処世術がライフスタイル。自分の居場所を見つけて相手を信頼し、任せ任されながら、組織と自分を理想像に近づけていく。心理学でもあり組織論?キャリアデザイン論?でもある気がした。入社1~2年目あたりの社員研修に最適な内容だと思う。50歳近いおじさんが読んでも目からウロコが落ちるので、若い人が読んだら、人生観が大きく変わって幸せな人生を送れる人が出てくると思う。2023/11/12

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