文春文庫<br> 口語訳 古事記―人代篇

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文春文庫
口語訳 古事記―人代篇

  • 三浦 佑之【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 文藝春秋(2006/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167725020
  • NDC分類 913.2
  • Cコード C0195

内容説明

神代篇に続くのは、三十三代にわたる歴代天皇の事績と、皇子や臣下の物語です。骨肉の争いや陰謀、英雄譚など「人の代の物語」を大いに御堪能下さい。該博な知識を駆使した注釈をはじめ、地名・氏族名解説や天皇の系図、参考地図、詳細な三種の索引などを付した口語訳の完全版。読み通せば、これで古事記のすべてが分かります。

目次

人の代の語りごと 前篇(初国知らしし大君―夢に教える神;サホビコとサホビメ―崩壊する兄妹の絆;ヤマトタケルの戦いと恋―天翔ける英雄;海を渡るオキナガタラシヒメ―戦う女帝;ホムダワケとオホサザキ―河内王朝の成立)
人の代の語りごと 後篇(オホサザキをめぐる女たち―苦悩する聖帝;オホサザキの息子たち―渦巻く陰謀;恋を貫く兄と妹―臣下たちの選択;苛立ち求めるワカタケル―最後の英雄;逃れ隠れるオケとヲケ―灰まみれの王子)

著者等紹介

三浦佑之[ミウラスケユキ]
昭和21(1946)年、三重県生まれ。成城大学大学院博士課程修了。現存、千葉大学教授。古代文学、伝承文学研究専攻。平成15(2003)年、『口語訳 古事記』で第1回角川財団学芸賞を受賞。現在、ウェブ上で「神話と昔話 三浦佑之宣伝板」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

87
様々なエピソードが多く、読み応えがありました。歴代天皇、皇子や臣下の物語。争いや陰謀などドロドロした展開が面白いです。恋愛話もあるのでかなり人間らしいなと思いました。神話とはいうものの、蘇我氏や物部氏といった歴史に通じるところや地名の由来になったりしているので親しみやすいです。儒教の考えも織り込まれているのでしょうか。史実と関わるところも多々あるので、日本人のルーツを知るには最適です。神話とはいえ、人の話の方が多く語られるのが興味深いところでした。2016/08/16

Shoji

58
神代篇に続いて読みました。神代篇は面白かったけど、こちらの人代編は少し窮屈な感じがしました。神格化されたこの国の始祖の大王(天皇)が争ったり、横恋慕したりなど人間関係が書かれています。それでも、楽しく読むことが出来ました。2017/11/18

shimashimaon

9
古老の語りは読みやすいですし、注釈も豊富ですので、折にふれ読み返すことになると思います。ホメロスは紀元前8世紀、今読んでいる漫画『プリニウス』は紀元1世紀が舞台ですので、これらに比べると我が国の人の代の語りごと「ふること」はそんなに古くないんだという印象です。本書の前半、ヤマトタケルの物語などは英雄叙事詩のようですが、後半は儒教倫理の影響が現れて歴史書という印象が強くなります。敗者の側の鎮魂歌という見方ができるのは面白いです。古事記がどういう書物だったのかについては、新書の方で感想を述べたいと思います。2023/02/19

ほーりー

9
ドロドロして救いの無い話ばかりに見えてしまう。内容はおよそ1割も理解できていないと思うけれど、38歳になり初めて古事記に触れて思ったことは、華やかに見えるストーリーには必ず陰があるという当たり前とも思える事。そしてその陰こそが、より長く人の記憶に残るのだという事。松本人志氏が言った言葉が思い出される。「少し悲しくないと、面白くない」。2021/01/30

ぐっちー

9
人名のややこしさに混乱したけど、面白く読みました。古老のおとぼけな語り口が、気に入ってました。血なまぐさい話あり、悲恋ありで古代の天皇たちの野蛮なまでの人間味が味わえました。2012/11/17

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