出版社内容情報
味と良心が嬉しい空港の店、子沢山夫婦の幸福、iPodで聴く落語、恩人の死で知る大人の心。人気時代小説家の人情と気風が光る。
内容説明
「一生もの」と言い訳しながら買った高級コーヒーメーカー、二十回以上劇場で見た映画『冒険者たち』、iPodに詰め込んだ落語に浪曲、クラシック…仕事に追われながらも、楽しみの探求は怠らない。腹の立つことの多い現代だが、見事な大人の判断で人を救い、幸せの輪を広げる人は多い。人気時代小説家の気風が光るエッセイ集。
目次
同権なれど同質ならず
がんばれ
あなたの干支は?
そう言われても
立法の精神は
ソース焼きそば
孫と祖母
アジサイ
今日は火曜日
分かちあえれば〔ほか〕
著者等紹介
山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年、高知県生まれ。都立世田谷工業高等学校電子科卒業。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連の商社勤務などを経て、97年「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第126回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jokojoko
2
「美しき文語体」ゴンドラの唄、いのち短し・・・「たしかに高いが」足るを知る。身の丈をわきまえる。ひとを羨まない。「人生ええもんや」また転んだ。また失敗した。そこから人生がはじまります。生きるのが嫌になった時、読む本があります。一緒に探しましょう。「蒲焼の教え」男女同権なれど同質にあらず。「旅行けば」ここは土佐じゃねえからよ。おめえさんも、ぼちぼち、東京の湯のへえり方を覚えたほうがいいぜ。2016/02/04
まるっちょ
2
斜め読み。著者の日常は波乱万丈だ。2016/01/18
Koji
2
軽い話しでもないのに軽く読める、こんな感じが良いのかなとおもいます。2014/07/06
あっきい
1
2006-2007年週刊文春掲載の短編エッセイ集。簡潔にして美しい。著者の人柄も滲み出ていて、昭和のよき時代感も心地良い。カミさんや子供たちがまたいい味を出してます。2016/09/15
たーくん
1
週刊文春に掲載(2005年~2006年)のエッセイ集。2014/06/18
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