内容説明
新宿でオカマの「閻魔」ちゃんと同棲して、時々はガールフレンドとも会いながら、気楽なモラトリアムの日々を過ごす「ぼく」のビデオ日記に残された映像とは…。第84回文学界新人賞を受賞した表題作の他に、長崎の高校水泳部員たちを爽やかに描いた「Water」、「破片」も収録。爽快感200%、とってもキュートな青春小説。
著者等紹介
吉田修一[ヨシダシュウイチ]
1968年生まれ。高校まで長崎で過ごし上京。法政大学経営学部卒業。97年「最後の息子」で第84回文学界新人賞を受賞。同作が第117回芥川賞候補作となる。その後も「破片」「グリンピース」「Water」「突風」等の作品を次々と発表。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を受賞。他の著書には『熱帯魚』がある
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