文春文庫plus
かまちの海

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167660727
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

「ママ、この世で一番難しいことは、何だと思う?それは何も考えないことさ」―17歳の夏、エレキギターの練習中に感電死した山田かまち。絵に、詩に、青春の混沌を叩きつけ「生きることを生きろ」と強烈なメッセージを遺した。長年語られることのなかった天才児の生い立ちが初めて明かされる。母にしか書けなかった、本当のかまちがここにいる。

目次

命名「かまち」
木製の子ども自動車―芽ばえ
鯉のぼりは本当に泳いでいる―幼年期
ママの手はエンピツの匂い―小学一年生
あいじょうかんずめ―小学二年生
竹内先生との出会い―小学三年生
作文「おかあさん」―小学四年生
八畳間のステレオ―小学五年生
運動が苦手な学級委員―小学六年生
勉強は学年プラス一時間―中学一年生〔ほか〕

著者等紹介

山田千鶴子[ヤマダチズコ]
1936(昭和11)年、群馬県高崎市に生まれる。1960年7月21日、高崎病院にて長男かまちを出産。法政大学文学部日本文学科卒業。日本専売公社(現JT)職員などを経て、株式会社サァン・クリエイションの代表として東洋医学研究所を設立。サァン医学気功養生所を併設、活躍を続けている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

May

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これは子供を亡くした母親が自分のために書いた本ですね。その子供というのが、あの山田かまちだったと。ご本人も文庫版あとがきで「やっと向き合った」「私の感情は記さない。事実のみを追う」と書かれています。感情は記さない…のではなく、まだ納得できる言葉で記せなかったのではないでしょうか。2010/07/10

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