文春文庫<br> りんごの涙

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文春文庫
りんごの涙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167548018
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

何かが芽生え、何かが変わる。卒業は始めのための終り、出会いのためのさようなら。「さよなら橋本高校」など歌論と自伝エッセイ

内容説明

息もつかず本を読んだ少女のころ、知的両親のもと恵まれて素直に育った優等生。恋に涙した高校時代、大学進学。演劇少女。ウグイス嬢のアルバイト。そして短歌との出会い。高校の先生。『サラダ記念日』で歌壇に新風を捲き起した著者の、少女時代から歌人となり教壇を去るまでを語った自伝エッセイ集。

目次

1 りんごの涙(初めの一歩、そして二歩;大切な時間;家族への葉書;万智ちゃんの蕗;本と花束;清く正しいファンの道;横浜とわたし ほか)
2 短歌をめぐって(私の好きな初恋の詩;たなばたの予感;代表作をと言われて;愛誦性は意味性の天敵か;人間への呼びかけ―佐佐木幸綱論;季節のうた ほか)
3 読書日記(体験のよろこび;わが一期一会;子ども時代の読書;本がご縁で;絵本の言葉 ほか)
4 さよなら橋本高校(ネヴァーランド;一粒の種 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

16
一人暮らしの学生時代、三日に二枚というペースで実家に葉書を書いたという万智さん。万智色の文章が楽しめる一冊です。2014/05/25

双海(ふたみ)

13
再読。俵さんが20代の頃に書かれたエッセイたち。私ももうすぐ20代を終えます。なんだか不思議な感じです。2022/01/23

13
「りんごの涙」の由縁が素敵だった。エッセイと短歌が少し。真っ直ぐで健やかな人なのだろうなあ、というのが伝わってくる。たぶん心が澄んでいたらもっと素直に読めたような気がして歯痒い。眩しい。2021/06/14

双海(ふたみ)

11
今日は休暇。7年ぶりくらいの再読。学生時代に俵万智さんの本、よく読んでたな。この前帰省したときに久々に本書を手に取ったんだけど、この本は手放さなくてよかったって思った。橋本高校とか町田駅とか、埼玉に住んでいた学生時代に読んだときにはピンとこなかった地名が、就職して引っ越しをした今ではよく分かる。高校教師をお辞めになるお話などちょっとうるっときた。俵万智さんの感性っていうのかな、とにかく好きなんだなぁ。2021/08/20

よし

5
本を読んでいたら、俵万智のことが出ていた。題名の「りんごの涙」も気に入ったので、図書館で予約した。なんと、書庫にあった。それ程古かったんだ。これは若き日の自伝的エッセイ集。もう25年も前になる。どれも爽やかで 心の和む話ばかり。「りんごの涙」は「りんごの花で布を染めると、どんな色になる?」  に絡んだお話。洒落ていて、彼女の短歌に出てくる世界そのもの。何気ない日常になにを思い、感じているか。ここには素直に語られている。・「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさにツナガッテいる。2015/03/11

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