講談社文芸文庫
思い出すままに

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061962330
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

著者が好んだアメリカの探偵小説家エリオット・ポール、ワットーの絵より始め、明治の日本、中世のヨーロッパ、中国への時間と空間を自在に行き来しつつ、人間と暮し、自然と環境、風情、豊かさ、夢みることへの考察、歴史への認識等々を“思い出すまま”自在に綴る十二章。人間・文明へのゆるぎなき信念と独自の史観が渾然と融合する吉田健一の批評世界。著者生前最後の著書。

目次

1 エリオット・ポオルという
2 バルザックのContes drolatiquesには
3 ロンドンの国立美術館で
4 本を読むというのは
5 航海というのは昔は
6 今になって昔のことを思い出すと
7 この頃のように自然とか環境とか
8 中共による革命以前の
9 場所の魅力というものが
10 イヴリン・ウォオが自叙伝を書いて
11 我が国では我が国の人間と外国人が
12 早く年取ることが出来ればと

最近チェックした商品