内容説明
いまは亡き「あのひと」の気配が、生きるわたしの官能を昂ぶらせる―。亡き恋人の母との一瞬の交情、妻が体を重ねるたびに漂わせる亡き前夫との記憶、一晩を過すことで、死者への復讐を果たそうとする女、思春期から抱きつづけた義母への儚い想い…。性愛の深遠を余すところなく描いた、大人のための短篇集。
著者等紹介
勝目梓[カツメアズサ]
1932年東京生まれ。数々の職業につくかたわら、同人誌『文藝首都』同人となり、小説を発表する。74年には『寝台の方舟』で小説現代新人賞を受賞。以後、バイオレンス、サスペンスをはじめとする幅広いジャンルで活躍し、その著作は三百冊におよぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねぎまぐろ
1
★★★2024/11/30
ひゅうひゅう
0
初めて読んだ作家さん。内容はふわふわしていてあまりよくわからないが、読みやすいのですぐに読み終わった。普段読まない人の本を、と思い読んでみたが、ほかのに手を出す可能性は低いかも。2017/08/06
真時
0
☆ どうしても好きになれなかった。古本屋さん行き。2008/12/10
triple_port
0
勝目梓を読み始めたのは、「血の狩人」に嵌まってしまったから。以来、30年以上愛読してたつもりが、この作品を読んでなかった。解説で寺田氏が評している、静謐のなかの官能。まさにこの表現につきると思う。2022/08/01
lotta7
0
初読みの作家さん。先入観から、もっと官能小説寄りかと思いきや、ゆるいエロスの短編集でした。面白かった。2019/06/24
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