感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H2A
17
11/23『二人の若妻の手記』読了。2段組のためなのと、それ以上に表現が独特で晦渋。いつもながらバルサックは難しいが、遅読でも読み続けるのが不思議に心地よい。金の話ばかり、なのは一面では確かだが、その財形の面も決して軽視しないばかりか、そこに社交とか家族の哲学と言うべきものが横溢していて、その独特の表現ともどもやはり感心してしまう。バルザックの傑作のひとつ。2024/12/01
Hotspur
1
『二人の若妻の手記』。本作の第二部は短篇『ざくろ屋敷』の後日談になっている。傑作。しかし広く読まれることはないだろう。アランは「この小説を・・・敬遠した読者がもしあるとすれば、とっておきの楽しみを持っている果報者として、私は羨望に堪えぬ次第である」と評している由。2018/10/15
うずまき
1
「二人の若妻の手記」「骨董室」収録。骨董室は、基本偽名なのでややこしい。各々名前は老嬢のが正。注目ポイントは、マルセーとラスティニャックのやりとりだなーやっぱり。2009/06/10
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