内容説明
豆腐、蕎麦、秋刀魚、おから、せんべい…といった落語に登場する食べ物の数々。そんな日本人の食生活に欠かせない庶民の味が大好きという著者が、それらにまつわるエピソードと、その故事来歴等を幅広く紹介。72もの落語と食べ物を旬に分けて歳時記風においしく綴ったエッセイ。
目次
年たちかへる(福茶(『芝浜』)
餅(『尻餅』) ほか)
鐘霞む(鯛(『桜鯛』)
しじみ(『しじみ売り』) ほか)
風薫る(鰹(『白子屋政談』)
鯉(『唖の釣』) ほか)
天高く(秋刀魚(『目黒のさんま』)
鰯(『猫久』) ほか)
息白し(ふぐ(『らくだ』)
大根(『七度狐』) ほか)
付・医食同源(陣皮(『紙屑屋』)
朝鮮人参(『しびん』) ほか)
著者等紹介
矢野誠一[ヤノセイイチ]
昭和10(1935)年、東京生れ。麻布学園、文化学院に学ぶ。演劇・演芸評論家、コラムニストとして活躍
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