文春文庫<br> 白い光の午後

文春文庫
白い光の午後

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  • サイズ 文庫判/ページ数 163p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167373108
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

心中で生き残った女性と死んだ男性の身代りとして付き合った従兄の大人の関係──正常と異常の間を揺れ動く女性の心理を描く力作

内容説明

「一年目に、あそこで会おう」と囁いて良輝は死んだ。一年後、精神の均衡を崩しながら、双見海岸に戻ってきた砂子。彼女の前に、従兄の良輝の身代わりとして現れた久信。やがて二人の間には、激しい愛の炎が燃えはじめる。正気と狂気、現実と幻想の狭間で揺れる熱愛を描き、生の輝きに思いを馳せる感動の長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

29
☆☆☆☆ ある意味怖い恋愛小説だった。心中の真実を手繰り寄せようと図った久信が遊園地の観覧車で砂子の眼の中に深淵をのぞくラストシーンに戦慄を感じた。官能表現は流石だと思った。2021/10/27

チェス

2
何だか不思議な読後感。図書館本。2019/02/22

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