出版社内容情報
栄光の座をあっさり捨てて大リーグに身を投じ、再びNBAに復帰……自らの人生を真摯に生きようとしたスーパースターの魂の軌跡
内容説明
尊敬する父親の射殺死、世界中を驚愕させたメジャー・リーグ挑戦、そしてNBAへの復帰…スーパースターは野球で何をめざしたのか、なぜ再び古巣のブルズで活躍することになったのか?栄光の座をあっさり捨て、自分の人生を必死に生きようとするひとりの人間の魂の軌跡を、人気コラムニストが密着取材して活写する活動の記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
glaciers courtesy
4
この本はジョーダンのMLB挑戦時代を主に扱った本である。NBAのスーパースターの思いつきのお遊びで、成功する訳がないと当時僕は思っていた。どうせ金はあるのだから、成功しなくても何の問題もないし。挑戦は実際に成功しなかったのだが、それはお遊びではなかった。過剰な注目を浴び、それでも劣悪な環境の中、誰よりもひたむきに努力を続ける。それはとても感動的な姿だ。ところで解説で同じくMJを扱った本としてハルバースタムの「プレイング・フォー・キープス」という本が紹介されているのだが、日本語訳は無いみたい。読みたいなぁ。2016/07/09