出版社内容情報
王侯や有名人の難題をこなし、伝統と格式を守り続けるロンドンの超高級ホテル「クラリッジ」のホテルマンたちの知られざるドラマ
内容説明
各国の王族や富豪、著名人たち顧客のあらゆる難題をこなし、伝統と格式を守りつづけるロンドンの世界最高級ホテル「クラリッジ」。ベテラン作家がそこに五カ月間滞在し、総支配人をはじめシェフ、保守係や保安係、コンシェルジュその他ホテルマンたちが「閉ざされた扉の向こう側」で苦闘する姿を描いた話題のノンフィクション。
目次
ザ・ホテルの朝
韓国の大統領がやってくる
総支配人が替わった
ホテルを動かす人たち
国賓を迎える
トリュフ論争
こそ泥たち
厨房ＶＳ．レストラン
歓迎「金泳三大統領御一行様」
深夜の客
女王陛下のメニュー
ホテルのコンピュータ化
誘惑
砂漠の味
おわりのないゲーム
朝のミーティング
巨大なテント
女王陛下の公式晩餐会
宴のあと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuki@おぐ
19
【図書館】ロンドンの老舗ホテルの内幕。プロが誇りをもって仕事をしている様子は読んでいて楽しい。ものすごいお金持ちにも貴族にもなったことがないので、そういう人たちに変な要求にはビックリ(＠_＠;)アミールの晩餐会での段取りやチームワーク、勉強になった。2015/11/02
ジュール リブレ
19
虚実取り混ぜた、ホテル業界の内幕もの!? こんなのあんなの迷惑な客ばかり。でも読んでて楽しいのは悪趣味かなぁ〜？2010/11/04
501
17
高級ホテル"クラリッジス"で働く人々を描いた本。ホテルに客として泊まるだけでは見えない裏舞台を垣間見ることができる。ホテルや旅館の宿泊料はなぜこんなに高いのだろうと思うことがしばしばあるが、自分が直接受けたサービスだけでなく、ホテルが提供する全てのサービスを維持管理するコストが含まれているのだと分かった。富裕層の難題な要求を柔軟に受け入れる姿に、富裕層をターゲットとするのはこういうことなんだと納得するものの、まだまだここに書かれているものは裏舞台の片鱗なのだろうと思う。2019/07/23
らっそ
13
サウジ王族来日にあわせて、15年ぶりくらいに再読。若い時には気づかなかった、ホテル内の人間関係の機微に気づく2017/03/23
舞
11
結構前に読みました。 最初はとっつきにくかったですが、途中から止まらなくなりました！面白かったです⭐️ ホテルの裏側なんであまり気にしていなかったですが、いろいろ知れて良かったです。再読ありですね。
