出版社内容情報
血みどろになっても“私だけのもの(マイン)”は離さない!六〇年代の青春で負った傷の落とし前をそれぞれにつけんとする三人の女
内容説明
その“供物”は、健やかな男の赤ん坊でなければならない。盗んででも、邪魔だてする者は撃ち殺してでも、指定された日までに届けねば。盗んだ女、盗まれた女、双方にとって赤ん坊はマイン(わたしのもの)だ。それは傷つき破れた60年代へのこだわりなのだ。ひた走る女と追いすがる女の血みどろの争いに、奇妙な共感が交錯する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜
3
面白かった、グイグイ読める。ラストはターミネーター顔負け!ただ、痛々しい描写が多くてげんなりしちゃうとこもあったけど。 2019/01/19
びぎR
2
https://blogs.yahoo.co.jp/biginnerreader/42847904.html2010/02/18
東森久利斗
1
Mine、私の、私の家族、所有代名詞、Mine。マキャモンの代表作、当然、映画化されているものと思ったが気配なし。低予算で制作、スマッシュヒットぐらいはすると思うのだが。どこかの誰かが許さないのか。そう言えば、キング作品がほぼ映画化されているにも関わらず、マキャモン作品の映画化は聞いたことがない。なぜ?? 万年脚本不足で、リメイクと海外作品、特に日本や韓国の脚本に頼ること頻りのハリウッドには、もってこいの面白本の宝庫なんだけど・・・2020/06/17
坊っちゃん
1
★★★1/2 追いつ追われつのサスペンス。面白かったですよ。(コメント:2018/08/29)1996/05/04
zzfog
1
盛り上がりもあるし描写もいいんだけれど、前後のブルーワールド・少年時代と比べると凡庸かな。リーダビリティは高いです。メアリーの人生が悲しいね。2013/11/22