出版社内容情報
古稀を迎えても好奇心は衰え知らず。若いうちが花? いえいえ、我が青春は、今なり! アガワさんの人気エッセイ、シリーズ第4弾。
内容説明
若いうちが花?いえいえ我が青春は、今なり!笑いジワ必至の痛快エッセイ。
目次
すず子のこと
メイクはつらいよ
ワクチン星の使者
五輪の記憶
バイキングオリンピック
うーむ
親子爪切り
三つの目標
動かぬ時計
女心と秋の髪型
日曜日の神様
カチン虫のなだめ方
歯より始めよ
さみしい力
Wの悲劇
合点と落胆
六十八の手習い
披露目の段
いたずらばあさん
講演恐怖症〔ほか〕
著者等紹介
阿川佐和子[アガワサワコ]
1953年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。エッセイスト、作家。99年、檀ふみとの往復エッセイ『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、2000年、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、08年、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。12年、『聞く力―心をひらく35のヒント』がミリオンセラーとなった。14年、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
127
老人初心者は分かる。青春は何処?(汗)阿川さんのエッセイは好きな私だが、申し訳ないが帯の『笑いジワ必死の痛快』まではいかなかった。それでも「カチン虫のなだめ方」と「新語順応力」はいちいち共感・同意したことをここに記する(断言)あとがきには「人生百年時代まもなく百二十年時代に到達しそうです。」とある。あぁ、ゾッとする・・2025/02/16
Ikutan
65
コロナ禍の2021年夏から2024年夏までのエッセイ。阿川さんが古稀をむかえ、老人初心者とはびっくり。ゴルフはもちろん、ズンバを始めたり、ふかわ君に膝カックンをしたりとまだまだ元気でお茶目な阿川さん。それでも、順応性の衰えには、年齢相応自覚があるらしい。『放置の報復』や『カチン虫のなだめ方』には、あるあると頷く。くすりとしたり、共感したり、軽くサクサク読めるエッセイ。そうそう、苦手なのは分かるけれど、歯医者さんには、定期的に通院したほうがいいですよ。2025/03/26
Karl Heintz Schneider
40
タイトルに「老人初心者」とあるがそもそもこのヒト、自分のことを老人だと思っているのだろうか?平日は執筆・ラジオ・講演会・外ロケ、週末は男性陣に交じってゴルフをたしなむ。聞けば73歳!私より10歳も年長だとは・・・。元気で若々しくて、とてもそんなトシだとは思えない。何よりも言葉遣いが若い。内なる若さが文章に表れているのだろう。2025/03/28
布遊
35
コロナ禍3年間のエッセイ集。面白く読めた。生活は庶民的で、共感持てる。2025/07/28
カチ
15
久しぶりの阿川さんのエッセイ本。コロナ中に行われたオリンピックあたりから、だいぶ落ち着いてきた頃までの話。文中によく出てくる癇癪もちのお父さんの元で育ち、晩年のお母さんの介護を終えて、阿川さんにとって今が一番心踊る青春なのかも。未だに自分の髪をカットしたり、膝カックンを楽しむお茶目な阿川さん。だから若々しいのね。寄る年なみ話に同意しつつ楽しく読みました。この本の前作の「覚悟」も近いうちに読みたいです。2025/05/25
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