内容説明
五感全開で山野を駆け、小鮒獲りに夢中だった少年期、江戸川乱歩の小説に熱狂した十代前半、高校美術部での恩師との出会い、純でエロティックな性の目覚めと年上の女性への憧れ―。グラフィック・デサイナー、画家として斬新な作品を世に残してきた天才芸術家が自身の十代の青春をみずみずしい感性で綴る。
著者等紹介
横尾忠則[ヨコオタダノリ]
1936年、兵庫県生まれ。69年パリ青年ビエンナーレ展版画大賞を受賞。72年にニューヨーク近代美術館で個展を開き、国際的に高い評価を得る。81年、グラフィック・デザイナーから画家に転向。パリ、ベニス、サンパウロ、バングラデシュの各ビエンナーレに出品。95年毎日芸術賞、96~99年ニューヨークADC賞を受賞し、翌年に殿堂入り。01年、紫綬褒章を受けた。現在、多摩美術大学教授を務める
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