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文春文庫
必中への急降下―海軍爆撃機戦譜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167249175
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

海鷲は舞い下った!敵艦を屠る決死の戦法、急降下爆撃。その誕生、日中戦争での大活躍から、太平洋戦争緒戦の赫々たる戦果、そして南太平洋での死闘を経て、特攻攻撃まで。最も戦死率の高かったといわれる艦爆隊員たちの死をかけた戦いぶりを活写する戦記ノンフィクション。同時に銀河、東海の戦記を併録。写真・図版多数。

目次

複葉艦爆と大陸の空
不均衡なる彼我
艦爆隊指揮官は語る
敵艦隊への最後の攻撃
夜襲隊、沖縄へ飛ぶ
ガンシップ「銀河」の一撃
それぞれの「東海」

著者等紹介

渡辺洋二[ワタナベヨウジ]
昭和25(1950)年、名古屋市生まれ。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集者を経て、現在航空史の研究・調査をライフワークとしている。現在までに取材した旧軍関係者は1200人に及び、その取材力、執筆内容の正確さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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dongame6

6
渡辺洋二の艦爆戦記、という事でオォ、と思って購入。序盤の艦爆黎明期、中国戦線での複葉艦爆の項は正に文句なしで、大陸での艦爆隊の戦いや、搭乗員と機材の事が渡辺洋二らしい緻密な取材で詳しく書かれている。しかしその次のインド洋作戦を描いた「不均衡な彼我」までは凄くいいのだが、その後何故か指揮官へのインタビュー、ある彗星搭乗員の記録、銃装銀河の戦闘、そして哨戒機東海の話と、散発的に小エピソードが書かれてハイおしまい。どうもあとがきを見るに力尽きたらしい。「艦爆通史」を期待して買い、前半分が良かっただけに非常に残念2012/02/26

スカイバニラ

5
一操縦員を軸に芙蓉部隊の戦いを記述した『夜襲隊、沖縄へ飛ぶ』、対潜哨戒機東海の開発から実戦までを記した『それぞれの「東海」』など興味深い内容ばかりでした。2009/07/24

風見草

2
最初は、珍しい複葉機(それも艦爆)の戦記です。日中戦争以前の艦爆の発展と乗務員の訓練、日中戦争初期の上海や南京、搭乗員から見たパネー号事件の顛末など、太平洋とは一味違った戦記です。最後は東海の戦記です。開発の経緯やテストパイロットの所見もさることながら、実戦がとてつもなく地味で、それがかえって印象的でした。このほか、初期のインド洋の英艦隊との闘いやガンシップ化した銀河など、単に艦爆というだけでない、通好みの題材といえます。様々な点で、一味違った空戦記です。2010/04/08

tora

2
敵艦を屠る必殺の一撃『急降下爆撃』。日本海軍九四艦爆、九六艦爆、九九艦爆、彗星、銀河、東海の戦記。日本海軍艦爆隊の黎明期から終焉までを追った本作、艦爆黎明期の話は今まであまり読んだことがなかったのでなかなか面白く読めた。さらに大戦末期に登場した陸上哨戒機「東海」の戦記は珍しい。渡辺洋二氏の著作は写真が多数掲載されているので、どのような機体だったのか確認できる点も良い。2009/09/21

紫電怪

0
帝國海軍の急降下爆撃機についての本で、珍しいことに複葉機時代から扱ったものが含まれている。 実際の戦闘でどれだけのことが起こったかが書かれているので、とても勉強になる。

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