出版社内容情報
著者の膨大な日記からここに収録した昭和二十年の部分は、破局へ突き進む日本の悲劇を冷徹で仮借ない作家の目で追った白眉の記録だ
内容説明
“最後の文士”高見順が、第二次大戦初期から死の直前まで、秘かに書き続けた精緻な日記は、昭和史の一等資料たるのみならず、日記文学の最高峰の一つとなった。ここに収録された昭和20年の記録は、自己をも押し流しながら破局へと突き進む日本の悲劇を、仮借ない文学者の目をもって、率直に活写したハイライトの部分である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
relaxopenenjoy
3
他人に読まれることを意識していない日記だからこそ赤裸々。闇酒場で酒を飲む。空襲が日に日に激しくなる。知人が次々疎開する。焼け野原となった都心を訪れて在りし街並みを回想する。新聞記事等。長いけど興味深い貴重な記録。メモ 国体を護持。鎌倉文庫(久米正雄、川端康成、中山&真杉静枝、小林秀雄、大佛二郎、etc)。2023/09/01
norio sasada
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https://note.com/norio0923/n/na5463f08b77e https://norio0923.hatenablog.com/entry/2025/11/15/172434?_gl=1*1csknos*_gcl_au*NDY3MTI5MTQ4LjE3NjA2MTI3Nzg.2025/10/27




