出版社内容情報
昭和よさらば、昭和に生まれ、昭和とともに生きてきた男たちの胸に去来する、消しがたい心象を、含羞こめてつづる好エッセイ集!
内容説明
天皇ご不例に名状しがたい感概で身をやいた日々のこと。昭和の初めに生まれ、その時代に身をよりそえて生き、いま老いをむかえた世代がある。われらこそ昭和の子、しかもその第一号。昭和という時代の感触を憂いと含羞こめて語らせるとすれば、この著者を措いていない。昭和去って数年余、「昭和の同級生」におくる好エッセイ。
目次
昭和原人
アナザワン
人之将死…
マイウエイ
老後海外移住への気がかり
シンプルライフ
吝嗇について
カード・パニック
制服
寵愛
われら「トゥイナー」
人名
インテリジェント・ビル
劇場ばやり
東京人コンプレックス
辛抱上手
憎税期
一朝目覚むれば…
諮問という名の民主主義ごっこ
「税革」岡目八目
多角化ばやり
就職
職の貴賤
ああテンポラリー
「解説」の功罪
「不安産業」花ざかり