出版社内容情報
織田信長の姪、淀どのの妹という生まれゆえに、秀吉の絶大な権勢の下で、苛酷な運命に流されながら徳川二代将軍秀忠夫人として、生涯をまっとうしたおごうの物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Smileえっちゃん
59
織田信長の妹、お市の方と浅井長政の三人の娘、茶々、お初、お江。三女のお江は大河ドラマ化され、感じていたイメージと違っていて、あれ〜と違和感を感じながら読み進めました。私も三姉妹の末っ子。これもありかなと、違ったお江を楽しみながら下巻に〜2022/04/27
周天
1
テレビドラマを見て原作を読んだ口だが、浅井三姉妹を知るきっかけになった。 姉達からはぼんやりに見られ、何かとのけ者にされがちなおごう。でも見るべきものは見ているし見えている。侍女のおちかは、わかっていてもやきもきから逃れられない。忠誠心からの思い悩みが堪えないおちかと、得体の知れないちくぜん、奔放なおたあとの関わり。化かし合い、騙し騙され…と書くと、自分もまたおごうをのけ者にしているようで心苦しい。 お茶々の気位の高さは標準として、芝居っ気豊かなお初の生態も印象的。
秋乃みかく
1
★★★★☆ 再読。一人目の夫・佐治与九郎がさっぱりしたいい男だったなぁ~(^_^)2011/02/01
なすか
1
日本史が好きになったのは、中学の時にこの本を読んだから。2009/03/01
penguin
0
図書館。20年振りの永井路子さん。初出が1972-73年とかなり古いですが、資料(史料)を丹念に読み込まれた作品であるせいか、さほど古さを感じさせません。浅井三姉妹の姿をおごうの侍女を介して描いた作品ではありますが、女性中心でなく男性論理をも埋め込んでるのは流石永井路子という感じ。 時折挟まれる艶話は、時代だなぁ(^^;;と思います。2011/07/04