文春文庫<br> 日中戦争〈2〉

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文春文庫
日中戦争〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 439p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167141301
  • NDC分類 210.7

出版社内容情報

日本人にとって最も身近で最も語り難い日中戦争の真相。その発端から終末まで、戦史に稀れといわれる泥沼の戦いをはじめて再構成

内容説明

満州事変の後、中国側の排日反日気運はたかまるばかりだった。とくに「租界都市」上海は、反日運動の“策源地”ともみられ、日本人居留民を脅かしていた。昭和7年、海軍陸戦隊上陸、上海攻撃開始である。翌8年、山海関で日中両軍衝突、これに端を発し、関東軍は遂に熱河討伐作戦を発動、事変は愈々果てのない拡大へと向う。

目次

決戦の秋到る
中原戦争
長沙暴動
江軍討伐
龍岡の悲劇
第二次囲剿作戦
第三次囲剿作戦
内憂外患
満州事変
蒋介石辞職
錦州陥落
文物疎開
上海事変
停戦交渉
山海関事件
熱河作戦
赤峰陥落
承徳攻略
長城作戦
〓東作戦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroshi Takeshita

1
もうこの時点から、事実は人の数だけある。正しい事は、結局誰にもわからない。戦争したくなくて、止めたい人がいる。それは一番力のある、まぁある意味でだけど、その天皇が戦争をしたくなくて、行為的には越権で、それすらも怒涛の流れの中では、翻弄されるだけなのだ。不運が積み重なって、幸運が知らぬ間に不運に転化して、憎しみは勘違いの中で増幅されて、個々は見えなくて、全体という大雑把な認識に支配され、人は動いていく。誰にも止められない。そうした恐ろしい仕組みで、沢山の人が死んでいく。誰もが、悪い時には、それなりに無力だ。2023/07/30

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