内容説明
資本主義経済と企業文明の未来は?ハイルブローナーの卓越した歴史観と確かな視点を踏まえた思索から、われわれは多くのことを学ぶだろう。
目次
第1章 近い将来―資本主義の次の局面(現代資本主義と政治機構の拡大;二人のアメリカ人の資本主義観 ほか)
第2章 中期的将来―企業文明に未来はあるか(なぜマルクスの予言は裏切られたか;経済的豊かさによって保証されない社会的調和 ほか)
第3章 「脱工業化」資本主義(将来社会と脱工業化;農業からサービス業への労働移動 ほか)
第4章 資本主義と多国籍企業(国境を越える企業活動;多国籍企業の活動規模 ほか)
第5章 企業文明の長期的将来(企業文明はいつまで続くか;企業文明の寿命を決定するもの ほか)
著者等紹介
ハイルブローナー,ロバート[ハイルブローナー,ロバート][Heilbroner,Robert L.]
1919‐2005。1919年3月24日、ニューヨーク市に生まれる。1940年にハーバード大学を卒業。第2次大戦中には米国陸軍の兵役に服し、またJ.K.ガルブレイスの下で物価統制局の仕事にも従事。戦後の短い銀行勤務の後、1950年代に学界に入り、ニューヨークのNew School for Social Researchのリサーチフェローとなり、1971年にNorman Thomas経済学講座教授に任命される
宮川公男[ミヤカワタダオ]
1931年埼玉県に生まれる。1953年一橋大学経済学部卒業、1958年一橋大学大学院経済研究科博士課程修了。商学博士(一橋大学)。1971年一橋大学商学部教授、1979年商学部長、経済企画庁システム分析調査室室長、通産省情報化対策委員会のシステム監査部会長、産業構造審議会リース産業部会長、文部省学術情報センター運営協議員、経営情報学会会長、システム監査学会会長などを務めた。麗澤大学国際経済学部教授、一橋大学名誉教授、(財)統計研究会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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