出版社内容情報
城にも個性がある─城主が非業の死をとげる城、女性が必ずからむ城。南は熊本城から北は函館五稜郭まで、十二の名城にまつわる史話を歴史文学の第一人者が語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
9
書名からして城に関する話かと思ったが、そうではなく城にまつわる話を集めたもの。著者の学校の後輩内藤幸政が月一連載誌に載せる為に毎月リクエストで城を指定した。中に富山城や高知城がある。所謂エッセイみたいなものか、城そのものに関わるものから、女の話が多かったり、地震の話や、男色の殿様など日本史雑学を楽しめる。後藤新平は山田風太郎短編「伝馬町から今晩は」や蛮社の獄で有名な高野長英の甥っ子。2025/09/15
ササヤン
3
土地の曰くというか、建物の曰くは、当主や家門が変わっても付き纏うものなのだろうか。やはり、城という謂わば戦時は前線基地になるだけに、平時より人々の思いが土地や建物に染み込み、影響されるものなのだろうか?超常現象や超科学的な見解だが、そういった見解をする海音寺潮五郎先生の文脈が面白く、新鮮だった2020/09/22
あんかけ
2
読み終え。周りで起きたあれこれを短編仕立てで城ごとに書いている。実際に行ったことあるところは半分もないが、最近仙台城に行って展示も見たので基督教とローマに行った人の話は「あったなあ」と思いつつ面白く読めた。教徒連行の話は知らなかったが……。あとは岐阜城。岐阜城は知らんかった。割とデカい範囲で戦争してる。復元天守に歴代城主の写真があった気がするけど記憶違いか?全体を通すとなぜか加藤清正がこき使われてた感じがする。朝鮮出兵といいようやっとる。これ読んで熊本城と小田原城は行ってみたくなった。2025/09/12
黎明 曉
2
短編小説を読んでいるかのような面白さ!すっごい良かった。 ※続きは後日追加しますー・・2021/06/08
ちゃこ
2
城にまつわる人々の史伝、史話や挿話をもとに綴った随筆。人物や時代をテーマに書かれることの多い小説とは異なり、一つ一つの城をテーマに書かれているので、城好きには嬉しい。城主が代々不幸な死を遂げる城、女難の城などの視点も面白かった。 [収録作品はコメント欄参照]2013/09/17




