文春新書<br> リーダーシップは歴史に学べ

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文春新書
リーダーシップは歴史に学べ

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166614264
  • NDC分類 204
  • Cコード C0295

出版社内容情報

『中東国際関係史研究』などで知られるイスラムの専門家にして、江戸通史『将軍の世紀』を書き上げた博覧強記の歴史家が、古代ローマの賢人や唐の皇帝、ルネッサンスの文人、イスラム教の指導者、そして徳川家康などの言葉や、ちょっと意外なエピソードを引きながら、ウクライナ戦争をはじめ、同時代の出来事を論じたエッセイ集。

該博な知識に裏打ちされたエッセイから浮かび上がる、混沌とした時代を導く真のリーダーシップとは!

本書で紹介される数々の名言

「歴史をたどり、諸君と諸君の国家にとって見習うべきものがあれば、それを選ぶがよい」 ーー古代ローマの歴史家リウィウス

「主となりて貪れば、必ずその国を喪ぼし、臣となりて貪(むさぼ)れば、必ずその身を亡ぼす ーー唐の第二代皇帝 太宗

「天下の政は重箱を擂粉木(すりこぎ)にて洗ひ候がよろしき」(国政も些末なことに干渉せず大目にみるくらいがよい)ーー徳川家康

「王者たる者が特定の学問に深入りするのは良くない」ーーウマイヤ朝初代カリフ ムアーウィヤ

「大に治まれば大に乱れ、少なく治まれば少なく乱る」(大きく政治を指揮すれば混乱も大きく、小さく政治をすれば混乱は小さく抑えられる)ーー安中藩主 板倉勝尚

内容説明

『中東国際関係史研究』や江戸通史『将軍の世紀』で知られる歴史家が、古代ローマの賢人や唐の皇帝、ルネサンスの文人、家康などの言葉や、ちょっと意外なエピソードを引きながら、ときには軽やかに、ときにはディープに、過去から同時代の出来事までを論じたエッセイ集。

目次

序章 ウクライナ戦争と台湾有事―歴史に学ぶリーダーシップと国家の運命
第1章 指導者の条件(指導者に必要な十の条件;政治家の四つの類型;三つの「政体」―独裁政・寡頭政・民主政;恐怖に克つ「危機のリーダー」の鉄則;「現在に盲目」なのはワイツゼッカー?;惜しまれる政治家の引退;日本の戦略的システム;日本のリーダーが直面する「でこぼこの道」)
第2章 ユーラシア地政学の変動―独裁者といかに対峙するか(第一次大戦に匹敵する転換点;ロシアの新ガス地政学 ほか)
第3章 歴史家のメモランダム(昭和天皇という歴史;司馬さんと『昭和天皇実録』;「欧州型自由」が生んだテロの危機;憎悪止めたNZ首相の寛容な叡智;なせ安倍元首相は殺されたのか;「平静の人」北の湖を偲ぶ;大相撲の国際性と国民性)
第4章 「将軍の世紀」から何を学ぶか(「将軍の世紀」の歴史的遺産;三英傑のリーダーシップ―再考「ホトトギス」 ほか)
おわりに 『将軍の世紀』で書きたかったこと

著者等紹介

山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年、札幌市生まれ。北海道大学大学院博士課程を中退、東京大学で学術博士を取得。現在、東京大学名誉教授、ムハンマド五世大学特別客員教授、武蔵野大学客員教授。また、富士通フューチャースタディーズ・センター(FSC)特別顧問、アサガミ顧問、KIZASHI顧問、横綱審議委員会委員長なども務める。専攻は国際関係史。カイロ大学客員助教授、ハーバード大学客員研究員、トルコ歴史協会研究員など歴任。紫綬褒章、司馬遼太郎賞、毎日出版文化賞(2回)、吉野作造賞、サントリー学芸賞、在京アラブ外交団永年貢献表彰などを受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

86
山内先生の、各メディア(読売新聞、産経新聞、VOICEなど)に発表されてきた、時評集です。表題にもあるように歴史がらみのものが多いのですが、現代の国際政治などに関するもの結構あります。また最近のご自分の著書の「将軍の世紀」に関しての考え方やその書評などについての解説もあり参考になりました。2024/02/11

kawa

32
著者はプーチンをロシアの特異な独裁者と定義付け。佐藤優氏は今のプーチン政権が通常政情でプーチン亡き後も、次のプーチンが登場すると予言する(「グローバル・サウスの逆襲」)。私も残念ながら佐藤説。山内氏も述べるが如く現状のウクライナ情勢、それ以前にもチェチェンやシリアでのロシアの同じようなふるまいを見て見ぬふりのグローバル・ノース諸国。「正義」という言葉に踊らされない国際情勢の見方はナカナカ?で。家康ベタ褒めの著者、本書後半は大著「将軍の世紀」の前相撲のような…。もちろんそちらも「読みたい本」リスト入り。2024/06/10

Ryoichi Ito

7
古今東西の歴史に詳しい著者ならではのエッセイ集。序章「ウクライナ戦争と台湾有-歴史に学ぶリーダーシップと国家の運命」で,「中国は台湾相手の作戦を四日から六日あたりで決着がつく小戦争としてみているらしい」と書いている。もしこれが事実なら恐ろしい。ウクライナ戦争だけでなくほとんどの戦争は「簡単に片付く」と相手を舐めてかかることから起こるからだ。一年も二年もかかると思えばプーチンでさえウクライナ戦争を始めなかったはずだ。日本も絶対に舐められないようにしなければ。 2024/02/25

中島直人

7
内容としては十分に読み応えあるし、著者独自の切り口から新たな知見も得られるのだけれど、プーチンの帯は商業的に過ぎるのでは。2023/10/24

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