文春新書<br> 東京五輪1964

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文春新書
東京五輪1964

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  • サイズ 新書判/ページ数 283p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609475
  • NDC分類 780.69
  • Cコード C0295

出版社内容情報

聖火ランナー、金メダリストから、初の衛星放送に挑んだNHKのスタッフ、選手村でヘーシンクの髪を刈った理容師までを訪ね歩いた。

2020年の東京五輪開催決定を受けて緊急出版!
「日本が一番熱かった15日間」を15の視点から再現したドキュメントです。
これを読まずして、東京五輪は語れません。
15日間のそれぞれの主人公は下記のとおりです。
第1日 坂井義則 聖火を灯した最終ランナー
第2日 ホッケー代表 大敗からの出発
第3日 三宅義信(重量挙げ) 金メダルへの「4年計画」
第4日 ボート代表 選抜クルーの挑戦
第5日 サッカー代表 銅メダルへの助走
第6日 佐々木吉蔵 ボブ・ヘイズの信頼を勝ち取った名スターター
第7日 織田幹雄 日本初の金メダリストの夢
第8日 山方澄枝 ヘーシンクの髪を切った選手村の理容師
第9日 田中聰子 メダルの重圧を背負った渾身の泳ぎ
第10日 花原勉 八田イズムで掴んだレスリングの頂点
第11日 中谷雅英 柔道初の金メダル
第12日 寺澤徹 アベベ、円谷に敗れた42.195キロ
第13日 杉山茂と西田善夫 国際テレビ中継を支えたNHKのスタッフたち
第14日 男子バレー代表 「東洋の魔女」にかき消された銅メダルの快挙
第15日 岸本健と土門正夫 写真家とアナウンサーが見た幸せな閉会式

内容説明

敗戦から十九年、奇跡の復興を遂げ、高度成長を続ける日本でオリンピックが開催された。参加した人々は「もっとも五輪らしい大会だった」と口々にいう。金メダリスト、名スターター、選手村の理容師、実況アナウンサーなどが回顧する「それぞれのオリンピック」。

目次

聖火ランナー坂井義則が見た青空
「屈辱」乗り越えたホッケー代表
三宅義信エースの中のエース
ボート「選抜」クルーの挑戦
サッカー代表の大番狂わせ
一瞬にかけたスターター
夢を実現した織田幹雄
ヘーシンクの髪を切った女性理容師
田中聰子力の限り泳いだ
レスリング八田イズムで頂点へ
JUDO初の金メダル
マラソン 寺澤徹の挫折と復活
テレビオリンピックの幕開け
男子バレーの価値ある銅
国境が消えた閉会式

著者等紹介

佐藤次郎[サトウジロウ]
1950年、横浜生まれ。73年、中日新聞社に入社し、同東京本社(東京新聞)社会部、特別報道部などをへて、運動部でスポーツ取材にあたる。夏冬のオリンピックを6度にわたり現地取材した。運動部長ののち編集委員兼論説委員となる。ミズノスポーツライター賞、JRA賞馬事文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さや

14
東京五輪について書かれた本というよりは、15日の中で一日一日ターゲットを絞り、その人がどのように東京五輪を体験したかを記した本。それぞれの人にもっと迫りたくなるような一瞬の輝きとともに、その前後の軌跡も示されているために50年以上も前となった東京五輪を身近に感じる。2017/05/22

よしよし

4
◇世界中の秋晴れを全部東京に持ってきてしまったような、素晴らしい秋日和でございます◇開会式の最大の演出家、それは人間でもなく音楽でもなく、それは太陽です◇各国ごちゃまぜの大混乱。しかしそこには、力を出し尽くして大会を終えた選手たちのむき出しの感情があった。喜び、悔しさ、充足、無念、感激、未来への希望ー。国の代表から一人のアスリート、一人の人間に戻った者たちが、国家や競技の枠を超えてありとあらゆる感情を爆発させていた。少しばかり大げさに表現すれば、それはまさしく生の爆発とでも言うべきものだったかもしれない2016/06/03

ringring2612

4
トップクラスの選手だけでなく報道やスタッフのエピソードもあり、当時の熱狂ぶりが伝わる。今度の東京オリンピックは、前回同様の盛り上がりになるか、今から楽しみ。2014/11/28

はち

3
1964年、東京オリンピック。ちょうど50年前の今頃のお話。ノンフィクションにもかかわらずお話と書いてしまいたくなるような作品。勝者も敗者も、選手も裏方も捉えている。ある意味では最後の牧歌的なオリンピック。おそらく2020年のそれはあの東京オリンピックではないのだろう。それでも、楽しみに待っている。2014/10/27

K2

3
50年前の東京オリンピックがいかに戦後の日本にとって大事なものだったのかを知った。そして、出場する選手の重圧、役割を持って参加した人たちの気持ちなどが純粋で責任感をもっていたことがわかった。理容師さんの話が、当時の普通の人の様子がよくわかってとてもよかった。2013/11/03

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