出版社内容情報
民主党の初代首相になった鳩山由紀夫。4代続く政治家一族であり、80億円を越える資産を誇る。そのルーツと実像を詳らかにする
内容説明
鳩山由紀夫という「宇宙人」宰相の誕生は、この国に光明をもたらすのか、それとも厄災をもたらすのか。その答えのヒントはすべて、鳩山家百五十年の血脈と金脈の歴史の中に埋まっている。
目次
はじめに 「宇宙人」宰相の誕生
第1章 自民党政権に幕を下ろした“弟鳩”
第2章 幕末に始まる秀才の系譜
第3章 鳩山一郎の虚像と実像
第4章 「音羽御殿」を守った烈女たち
第5章 保守合同と保全経済会事件
第6章 誰も書けなかった鳩山金脈
第7章 地下足袋“ファウンダー”石橋正二郎
著者等紹介
佐野眞一[サノシンイチ]
1947年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経てノンフィクション作家に。『旅する巨人宮本常一と渋沢敬三』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を、『甘粕正彦乱心の昿野』で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
18
◎三流舞台女優ルサンチマンまじりの上昇志向 強烈過ぎるディスり。 ◎ギャグ。「ええ、母が代わりに行きました。 」2016/02/02
i-miya
12
鳩山和夫1856生まれ。渡辺秀子(多賀)1861生まれ。和夫、春子結婚1881。一郎1883生まれ。秀夫1884生まれ。寺田薫1888生まれ。石橋正次郎1889生まれ。一郎、薫結婚1908。和夫死亡(55)1911。威一郎生まれる1918。石橋安子生まれる1922.春子死亡1938.威一郎、安子、結婚1942。秀夫、死亡(61)1946。由紀夫生まれる1947。邦夫生まれる1948。威一郎、倒れる、脳溢血1951。一郎、総理大臣1954。保守合同、1955。一郎、死亡1959。(はじめに)2010/02/02
のんき
6
「文藝春秋」発表の文章を加筆したものに書き下ろしを加え一冊の本にしたもの。その書き下ろし部分が面白かった。鳩山一族の話だけでは薄っぺらでつまらなくて一冊の本にするには忍びない、といった著者の気持ちが表れているように思った。そして、その薄っぺらさ批判は鳩山一族にとどまらず、マスコミに向けてなされ、ひいては有権者に向けてなされているように感じた。こういう人を選んだ方にも責任がある、ということを一番言いたかったのではないだろうか。2010/01/03
takao
5
ふむ2024/05/15
にしけん
5
読後感はあまり良くない。鳩山兄弟がイマイチであることは言うまでもないところ、血脈に焦点を当てた部分の分析の前提情報が、週刊誌的というか、暴露趣味的というか、やや不快であった。もっとも鳩山一族の女性についての記載は、興味深く読んだ。全体的に並の本という印象2013/10/25