文春新書
親方はつらいよ

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606436
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

できる弟子ほど扱いにくい? 強い横綱が模範的な弟子とは限らない。しかし、押さえつけるだけじゃ育たない。親方就任から朝青龍騒動まで、秘話満載の高砂流親方論。

「大ちゃん」の愛称で人気を博した元大関が、相撲部屋の親方になってはや18年。その間、史上最年少で相撲協会理事に就任し、高砂一門の総帥にもなった。弟子・朝青龍は出世街道を一気に駆け上り、横綱に──すべてが順風満帆の親方を襲った一大トラブル。それが「朝青龍騒動」だった。
騒動の顛末(てんまつ)から始まり、親方としての管理能力、個性的な弟子の操縦法、時津風部屋事件について、などなど、ざっくばらんに胸の内を語った。「師匠の父権をむやみに振りかざさない」、新しい親方論。

内容説明

自由な空気と押し相撲、そして自立心を大切にするのが高砂流。強い弟子ほど「譲らない心の強さ」を持っている。手こずらされるのは親方の宿命なのだ?「新しいタイプの親方」が、指導法を初公開。

目次

第1章 弟子に一長一短あり(なんといっても一番手こずらされた弟子は…;ひたすら稽古するヤツ;相撲をやれば心が強くなる ほか)
第2章 親方の心得(高砂部屋では親方はコーチ?;「師匠の父権」は振りかざしたくない;水戸泉と同期 ほか)
第3章 角界の流儀(時津風部屋新弟子急死事件;「かわいがり」の本当の意味;あくまでも稽古の一環 ほか)

著者等紹介

高砂浦五郎[タカサゴウラゴロウ]
1955年高知県生まれ。元大関・朝潮。本名・長岡末弘。近畿大学卒業後、高砂部屋に入門。「大ちゃん」の愛称で人気を博す。引退後、2002年に高砂部屋を継承し、横綱・朝青龍らを育てる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

6
注意するべきところをしっかりと注意ができれば、細かなところまで指示を出さなくても問題ない。勿論それは関係がしっかりと築かれた後の話であり、相手によってはそれではうまくいかないこともある。しかし、そうして相手によって行動を変えることでより強固で適切な人間関係を築けることもある。2018/01/27

荒野の狼

4
朝青龍の師匠で元大関朝潮の書いた本で、読みやすく一日で通読できます。“横綱朝青龍“などの本に書かれてある朝青龍の発言と読み比べると、朝青龍のマスコミでは伝えられていない真の人間像がわかります。この師匠と弟子の共通点しているのが、他人の非難を決してしない点。著者は、事実をたんたんと述べ、それがいかに理不尽なことであっても、非難は読者にゆだねている。たとえば、”朝青龍問題“は相撲協会内部の規則を破って横綱が罰を受けたという相撲協会内部だけの問題であって、朝青龍が社会的に非難される犯罪を犯したわけではない。2020/04/19

Tomomi Yazaki

3
C級 元大関朝潮の高砂親方が親方としての苦労ややりがいを、主に朝青龍とのエピソードを織り交ぜて著した本。内容的には若き頃の朝青龍の努力を称え、横綱になってからのトラブルを援護し、これからも朝青龍と自分をヨロシクって感じで終えてたが、実際にはこの後、朝青龍は傷害事件を起こし引退を余儀なくされてしまい、全く説得力のない本となってしまった。巻末に親方の若き頃の写真をたくさん掲載しており、意味不明だが、これが能天気な親方を一番表現していたのかも知れない。2013/11/27

Hiroki Nishizumi

3
高砂親方らしいホンワカした文章。朝青龍は賢すぎる、大関だから横綱を育てられた、全員が横綱になれるわけではない、など内容も納得。相撲界も大変だよな~ それにつけても何ごとも努力第一だ!2013/04/05

Worldさん

2
朝青龍がバチバチに叩かれていた頃その当時まさに朝青龍を指導する立場にあった高砂親方。ここまで朝青龍を擁護している本って他にあるのかな。朝青龍が繊細だったことはそうなのだろうが世間からはそうはなっていないのは残念だった。大関にまでなる人の人生はそもそも壮絶なのに最強の問題児を抱えており波乱万丈万丈って感じだな。その後、あっという間に引退してしまって親方の顔を潰していると思うが。2024/12/07

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