出版社内容情報
できる弟子ほど扱いにくい? 強い横綱が模範的な弟子とは限らない。しかし、押さえつけるだけじゃ育たない。親方就任から朝青龍騒動まで、秘話満載の高砂流親方論。
「大ちゃん」の愛称で人気を博した元大関が、相撲部屋の親方になってはや18年。その間、史上最年少で相撲協会理事に就任し、高砂一門の総帥にもなった。弟子・朝青龍は出世街道を一気に駆け上り、横綱に──すべてが順風満帆の親方を襲った一大トラブル。それが「朝青龍騒動」だった。
騒動の顛末(てんまつ)から始まり、親方としての管理能力、個性的な弟子の操縦法、時津風部屋事件について、などなど、ざっくばらんに胸の内を語った。「師匠の父権をむやみに振りかざさない」、新しい親方論。
内容説明
自由な空気と押し相撲、そして自立心を大切にするのが高砂流。強い弟子ほど「譲らない心の強さ」を持っている。手こずらされるのは親方の宿命なのだ?「新しいタイプの親方」が、指導法を初公開。
目次
第1章 弟子に一長一短あり(なんといっても一番手こずらされた弟子は…;ひたすら稽古するヤツ;相撲をやれば心が強くなる ほか)
第2章 親方の心得(高砂部屋では親方はコーチ?;「師匠の父権」は振りかざしたくない;水戸泉と同期 ほか)
第3章 角界の流儀(時津風部屋新弟子急死事件;「かわいがり」の本当の意味;あくまでも稽古の一環 ほか)
著者等紹介
高砂浦五郎[タカサゴウラゴロウ]
1955年高知県生まれ。元大関・朝潮。本名・長岡末弘。近畿大学卒業後、高砂部屋に入門。「大ちゃん」の愛称で人気を博す。引退後、2002年に高砂部屋を継承し、横綱・朝青龍らを育てる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
荒野の狼
Tomomi Yazaki
Hiroki Nishizumi
Worldさん