内容説明
新聞の浮沈のカギを握るスクープ記事。日経新聞の経済記者として20年以上のキャリアを誇り、かつ日経社長を内部告発した著者は、大スクープを数多くものにしてきた。なかでも「倒産」は企業の最期、そして日本経済全体をも揺るがしかねない大事件。ギリギリの決断を迫られた経営トップは何を思うか?その時、記者はどうする!三光汽船の倒産やイトマン事件等の具体例を挙げつつ語る、取材の最前線でしかわからない、画期的かつ体験的スクープ論。
目次
第1章 刑事コロンボが手本―検証・三光汽船
第2章 基本が大事―検証・リッカー
第3章 森を見よ―検証・佐世保重工業
第4章 石の上にも3年―検証・ジャパンライン
第5章 臨機応変―検証・イトマン事件
エピローグ リスクをとれ
著者等紹介
大塚将司[オオツカショウジ]
1950年、神奈川県生まれ。早稲田大学政経学部卒。75年早稲田大学大学院政治学科修了後、日本経済新聞社に入社。証券部、経済部で、証券・銀行業界、大蔵省、通産省、財界などを担当。住友銀行・イトマン事件の調査報道などを手掛ける。「三菱銀行・東京銀行の合併」のスクープで九五年度新聞協会賞を受賞
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