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文春新書
アメリカ人の中国観

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  • サイズ 新書判/ページ数 233p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600977
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0220

出版社内容情報

あの文革を礼賛したのは日本の知識人だけではなかった。アメリカ人が中国に抱く格別の思い──愛増織りなす半世紀の軌跡を追う

内容説明

冷戦後の状況の中で、今後も、もし、「ニクソン・ショック」のような米中間の頭越し外交に出会うならば、日本人は、はたと困惑し、焦燥と不安感に陥り、あらためて「米中関係がいかに重要であるか」に気づくことになるのではないか。このことは、アメリカにとって中国がいかに「特別な国」であり、米中関係にある種の言いしれぬ「特殊性」が存在するということに日本人の理解が及んでいない証左でもある。

目次

序章 3つのモチーフ
第1章 想い入れと共感の時代―1970年代前半まで
第2章 共感の知的背景
第3章 失望と侮蔑の時代―1970年代末~80年代初頭
第4章 「〓小平の中国」への期待―1980年代中葉
第5章 中国の「独立自主」外交とアメリカ人の反応
第6章 天安門事件の衝撃をどう受けとめたか―1989年
第7章 キッシンジャー、現実主義者のロマンス
第8章 冷戦後の世界像と中国―1990年代
第9章 米中台三角関係とアメリカ人の中国観
終章 知の帝国主義を脱したか