内容説明
読めば読むほどに底が深いホームズ探偵譚。今よりもっと深くホームズとつき合う、カギと知識をシャーロッキアンが伝授する。ホームズの冷ややかな、しかし、熱い息づかいが再び甦った。
目次
シャーロック・ホームズ君
ホームズとウィスキー
ホームズと女
ホームズとワトスン博士
ホームズと県
ホームズとモリアーティ
ホームズとコカイン
ホームズと大学
ホームズのパロディ
ホームズと政治
ホームズと読書
ホームズと図書館
ホームズと日本
ホームズと仕事
ホームズと煙草〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽま
5
いかにも研究書、といった重々しい装丁に比して、非常に軽快な筆運びのホームズ・エッセイ集。「ホームズと○○」という形で、見開き形式での論評が、アルコールの香りと共に繰り広げられる。テーマ毎に裏に含まれた意味を探るのは非常に面白い試みだと思うが、バイオリンから牡蠣から、あらゆる単語を「女性の象徴」と結びつけるのはいかがなものかと思わないでもなかった。その他、ベアリング=グールドの『ガス灯に浮かぶその生涯』からの引用が非常に多いので、まずはそちらを先に目を通すことをお薦めする。2012/10/02
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