陰態の家―夢枕獏超越的物語集

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陰態の家―夢枕獏超越的物語集

  • 夢枕 獏【著】
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  • 文藝春秋(2025/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163920153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

空手家の男、空飛ぶ円盤譚、傀儡師と陰態のもの……
一冊で夢枕獏のエッセンスをすべて網羅し、
その超越的な創造力を堪能することができる、
短編集・全九編。

「踊るお人形」
シャーロック・ホームズが夏目漱石を訊ねて東京に。「人形が投げ込まれると、人が死ぬ」連続殺人事件を鮮やかに解決?

「伊右衛門地獄噺」
砂村の隠亡堀の掘立小屋に暮らす伊右衛門のもとに現れた若い男。伊右衛門は暇つぶしに、かつての女房・お岩との一幕を語り始める。

「仰向けに這う老人」
小田原の山に取材にいったあとから、身長15㎝ほどの小さな老人をあちこちで見るようになった。彼はいつも仰向けに転んでいる……。

「空手屋稼業」
おれは空手家じゃない。空手を売る、空手屋だ。ライブハウスで空手の芸を売っている。ある日、同僚のシンガーの顔にあざが出来たことに気づいたおれは、解決に乗り出すことにした。

「陰態の家」
傀儡屋の多々良陣内は、「怖いもの」が出るという屋敷に招かれた。「それ」は大小さまざま、首がないもの、足がないもの、身体が二つに割けているものもいるという。怪異の正体とは――。

他、「空飛円盤夢始末」「便利になったものじゃなあ」「法華悟空」「贄」を収録。
ここでしか読めない、夢枕獏短編の傑作選!


【目次】

内容説明

『踊るお人形』シャーロック・ホームズが夏目漱石を訪ねて東京に。「人形が投げ込まれると、人が死ぬ」連続殺人事件を鮮やかに解決?『伊右衛門地獄噺』砂村の掘立小屋に暮らす伊右衛門のもとに現れた若い男。伊右衛門は暇つぶしに、かつての女房・お岩との一幕を語り始める。『陰態の家』傀儡屋の多々良陣内は、「怖いもの」が出るという屋敷に招かれた。「それ」は大小さまざま、首がないもの、足がないもの、二つに割けているものもいるという。怪異の正体は―。漱石、ホームズ、人形遣い。空手家、歌姫、手刀落とし。元恋人、こっくりさん、アダムスキー型UFO。悟空、如来、妙法蓮華経。他では読めない珠玉の自薦集。単行本未収録作七編+二編。

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年神奈川県生まれ。77年作家デビュー。「キマイラ」「サイコダイバー」「闇狩り師」「餓狼伝」「陰陽師」などの人気シリーズ作品を次々と発表。89年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、98年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞、2011年刊の『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞を受賞。18年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

161
夢枕 獏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、超越的物語幻想短編集でした。オススメは、「踊るお人形」&「伊右衛門地獄噺」&「空手屋稼業」&表題作「陰態の家」です。2027年は、著者作家生活50周年、記念作品を準備しているようです。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163920153 2025/09/23

たいぱぱ

51
獏さんの久しぶりの短編集。相変わらず改行が多いのですぐ読めちゃいますが、正直内容は可もなく不可もなくと言ったところ。夏目漱石とシャーロック・ホームズが友達という設定だが、意外と違和感を感じない。夏目漱石自体がもう架空の人物みたいに感じるからか?オチにちょっと親父ギャグを感じて笑ってしまった。タイトル作「陰態の家」の傀儡師・多々良陣内というキャラが実に獏さんらしい。あとがきで闇狩り師シリーズで九十九乱蔵とバディを組んでると知り、35年ぶりくらいに闇狩り師を読みたくなってきた!2025/10/26

ぐうぐう

24
夢枕獏、久方ぶりの短編集。2004年から2024年の間に発表された短編が収録されている。ジャンルもバラバラなら長さもマチマチで、夢枕獏の多彩さを堪能できる。冒頭の「踊るお人形」はもちろんホームズもののパスティーシュ。夏目漱石が絡んでくる(この辺りは『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』を連想させる)のだが、いかにも夢枕獏的捻りがある。「法華悟空」はタイポグラフィクション「カエルの死」を彷彿とさせる、見せる小説。表題作は既視感を覚えるが、それもそのはず、主人公はこのあと九十九乱蔵とバディを組むらしい。2025/09/29

くさてる

21
ひさしぶりに夢枕獏を読みました。一作目の一行目から獏印を押しているような存在感で、ああ夢枕獏だなあと思った。出来不出来の問題ではなく、どれも夢枕獏じゃないと書けない作品ばかり。「陰態の家」がいちばん面白かった……と思ったら「闇狩り師」のスピンオフでびっくりした。もう一度追いかけてみようかな2025/11/02

Tanaka9999

19
2025年発行、文藝春秋の単行本。短編9編。『便利になったものじゃなあ』オチまで一直線。でも初出は2007年でこういうオチで出すにしても遅くないかな。『陰態の家』短編にしても一番夢枕氏らしいように感じる。他のがらしくないわけではないが。『空手屋稼業』元空手家が技術で切り抜ける。もうちょっとバイオレンスするかと思ったがある意味正統派。暴れて欲しかった、という気もするが2025/10/27

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