出版社内容情報
第173回芥川賞候補作
若者たちの生を鮮烈な文章で描く、これが文学の未来!
「かいぶつ」と呼ばれる時計台が見下ろす公園で出会った二人の少女と一人の青年。
美容外科のポスターに啓示を受け、花を食べる“異食の道化師”薗(その)。
「みんなのひと」になりたくて、フリーハグを続ける“抱擁師”ハグ。
“プロの軟派師”としてデビューしたばかりの弘愛(ひろめぐ)。
「こんなふうだったら、かんぺきだと思う」
「なにが」
「人と人とのむすびつきがさ」
ここは帰るべき家を持たない少年少女たちの残酷な楽園
21歳の新鋭が爆発させる愛と幻想の世界!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
77
ひゃー、これまた難解すぎてよく理解できない🫨いかにも純文学という感じ。ちょっと苦痛を感じる読書時間だった🥲芥川賞候補作。文學界にて読了。 2025/07/10
イカまりこ
8
文学界で。これはなんと言っていいか難しいお話だった。純文学だなぁ。ここまでの異食って本当にあるのかな?生きてられるの?まずそんな現実的なことを思ってしまった。映像でしか見たことないけどトー横キッズがよぎった。今のご時世、生活するだけで精一杯の人は少なくないと思う。生活ってなんだろうとも思った。仕事があってご飯が食べれて寝る部屋があること?もうこれ、全部夢でした!って言ってほしいくらい悲しいんだが。カッコいいのに悲しいんだが。2025/07/03
てでぃ
0
若者の貧困をテーマにしながらコレコ氏のセンスを叩きつけるような作風。キレキレながら読後には著者の優しさが伝わる。2025/07/10
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