小山田圭吾 炎上の「〓」―東京五輪騒動の知られざる真相

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小山田圭吾 炎上の「〓」―東京五輪騒動の知られざる真相

  • 中原 一歩【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163918778
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

2021年の東京五輪。コロナ禍による一年延期をはじめ、様々な問題が発生する。
直前に発覚したスキャンダルで、開会式スタッフは辞任。
急遽開会式の音楽担当となったのは、ミュージシャン小山田圭吾だった。しかし、小山田もまた、学生時代に障がい者を「いじめ」たことを語ったかつての雑誌記事が、炎上。音楽担当を降板した彼は、テレビ番組のレギュラー、ライブ活動などを失い、1年近く実質謹慎する。
だが、炎上の渦中、「週刊文春」の取材に答えた小山田は、報じられた「うんこを食わせてバッグドロップ…」といったいじめの事実を否定する。

当時の現場では何が起きていたのか――? なぜ、「ロッキング・オン・ジャパン」「クイック・ジャパン」両誌に、このような記事が出たのか。そして、小山田がここまで追い詰められねばならなかった理由とは。

小山田本人への20時間を超える取材――、開会式関係者、小山田の同級生、掲載誌の編集長と取材を進めるうちに、この「炎上」の「嘘」が見えてくる――。


目次

はじめに
激化していく炎上/「圭吾ってそんなキャラだっけ?」

第1章
小山田が語った“真実”
「マスクはないほうがいいでしょうか」/二誌で語っていた〝いじめ?とは/「全裸でグルグル巻」は本当なのか?/実際にした行為はどれなのか/小山田はなぜ音楽担当を引き受けたのか

第2章
空白の五日間のはじまり
漠然とした恐怖が現実となった日/過去にも問題視されていたいじめ記事/ついに始まった小山田への攻撃/家族への釈明と徹夜で書いた声明文/ホテルでの逃亡生活と殺害予告
第3章
五輪降板
開会式本番二カ月前の依頼/じつは小山田の名前を出さない約束だった/「オリンピックへの参加は辞退しましょう」/それでも続く炎上と二度目の殺害予告/太田光がメディアに抱いた疑問/訪れた殺害予告当日

第4章
いじめの現場にいた同級生
芸能一家に生まれて/自由な教育の和光学園/オザケンとの出会い/秋田県の宿舎で何が起こったのか/沢田君は友だちだったのか

第5章
なぜあの雑誌記事は生まれたのか
フリッパーズ・ギターの伝説/『ロッキング・オン・ジャパン』と山崎洋一郎/原稿チェックなしというポリシー/山崎は小山田の理解者だった/問われる『ロッキング・オン・ジャパン』の姿勢

第6章
小山田 二十七年間の悔恨
しゃべってしまった責任/小沢を意識しての発言だったのか/何度もあった訂正・謝罪のタイミング/二〇一八年に弁護士から「放置すべきではない」/小山田事務所と山崎の水面下での交渉/今、小山田は山崎に対して何を思うのか

おわりに
「幕が下りる直前まで怖かった」/肩透かしを食らった復活劇/書きっぱなしのメディア/当事者たちの責任と悔恨/もし、あの夏をやり直せるなら

内容説明

2021年コロナ禍の記憶とともに語られる東京オリンピック。急遽開会式の音楽を担当することになったのは、ミュージシャン・小山田圭吾だった。しかし、学生時代に障がい者を「いじめ」ていたことを語った、小山田のかつてのインタビュー記事が大炎上。小山田は、音楽担当を降板、テレビ番組のレギュラー、ライブ活動なども自粛、1年近く謹慎する。小山田本人への20時間を超える取材―、開会式関係者、小山田の同級生、掲載誌の編集長と取材を進めるうちに、この「炎上」には多くの「嘘」があったことが、見えてくる―。

目次

第1章 小山田が語った“真実”
第2章 空白の五日間のはじまり
第3章 五輪降板
第4章 いじめの現場にいた同級生
第5章 なぜあの雑誌記事は生まれたのか
第6章 小山田 二十七年間の悔恨

著者等紹介

中原一歩[ナカハライッポ]
ノンフィクションライター。1977年佐賀県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

道楽モン

46
ネット炎上から始まった、マスコミによる公開処刑の顛末。小山田圭吾への思い入れは殆ど無いが、ギタリストとしての力量は間違いないという認識がある。本書によって裏取りされた事実経過を辿れば、マスコミの売らんがためのスタイルやヒステリックで無責任なSNSの匿名個人による正義祭は、どう考えても常軌を逸した魔女狩りでしかない。若き日の軽率さが招いた悲劇ではあるが、現在も連日報道されている事件にも、マスコミの劣化やSNSのリテラシーの低さを象徴する人間の恥部が通底していると感じる。ここ数年で加速度的に劣化する国民よ。2024/07/28

おかむら

32
2021の東京五輪はやたら問題の多い大会だったけども、小山田圭吾の炎上もギリギリになって燃えてたなあという印象。小中時代のいじめを嬉々として語る30年前の雑誌記事。今の時代では全くアウトだけど90年代はまだこういう悪ノリ悪ふざけはオッケーだったし、なんなら面白がられた。意識低かったのよみんな(私含め)。その記事が再掲されて大炎上に至る背景と影響、小中当時のいじめの実態調査と関係者に当たって掘り下げたルポ。著者は音楽系には疎そうな食系ライターなので余計な先入観がなくて良い。2024/12/22

ossan12345

21
コロナ禍であらゆる人たちが鬱々とする中、小山田事件をはじめとする東京五輪の混乱は格好の叩きネタだった。ほとんどの人が真実を知らない中、自分だけが正義の鉄槌を下すに相応しい人間であるかのように、疑わしい人間を叩きまくった。叩かれた人間には一生の傷が残るが、叩いた側は一瞬で忘れ今ではすっかり過去のこと。これは「いじめ」だ。こどもが小さいときから「デザインあ」にセンスの良さを感じていたので、番組終了は寂しい思いがした。シャキーンとかHoorinとか、東京五輪はこどもが寂しい思いをした五輪だったなあ2024/10/23

itchie

18
太田光の「その時代の価値観を知りながら評価しないと」といった発言がやたら叩かれていたのが不思議だった。爆笑の「進路指導室」というコントもそうだし、麻原彰晃がテレビに出ていた時代だし。あの露悪的なインタビューも、雑誌の側は「小山田圭吾はこの路線のほうがウケる」と(半ば勝手に)プロデュースしてやろうという意図があったのも容易に想像できると思うんだけど、そうじゃない人も多いんだね。特殊な事例だけど、含んでいる問題は普遍的。取材拒否もあり、すべてが明らかになったとはいえないが、多角的に取材されている。2024/11/11

つきかげ🌙

16
問題の炎上については、タイミング的に運が悪かったとしかいえない。本人が、雑誌に載ってたようないじめをしていなかったというのは救い。2025/03/02

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