日本外交の劣化―再生への道

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163918426
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本を駄目にした政治家と官僚は誰だ?

前駐オーストラリア大使が40年間の外交官人生を懸けた覚悟の手記!

「本書は、外交官としての私の遺言である。
遺言である以上、かつての先輩、同僚、後輩との人間関係に遠慮して行儀よく丸く収めることは、とうにあきらめた。むしろ、今後の日本外交のために、歯に衣着せずに、敬称を略して語ることとした。劣化の深刻さは、待ったなしだからだ」

日本外交はなぜここまで劣化したのか?
●ロビイング力の決定的不足
●惨憺たる対外発信力
●歴史問題での事なかれ主義
●日の丸を背負う気概の弱さ
●永田町・霞が関での外務省の地盤沈下
●内向き志向といびつな人事


内容説明

腰の引けた対中外交、慰安婦像乱立の大罪、米国にNOと言えない、北方領土交渉の失敗。前駐豪大使覚悟の手記「本書は私の遺言である」。日本を駄目にした政治家と官僚は誰だ?

目次

第1部 日本外交劣化の現実(動乱の二〇二四年;なし崩しの北方領土交渉;腰の引けた対中外交 ほか)
第2部 なぜここまで劣化したのか?(ロビイング力の決定的不足;惨憺たる対外発信力;歴史問題での事なかれ主義 ほか)
第3部 再生への道(精強な組織づくり;情報収集力の強化;対外発信力の強化 ほか)

著者等紹介

山上信吾[ヤマガミシンゴ]
前駐オーストラリア特命全権大使。アボット元豪首相をして、「豪州人の心に永遠の印象を残した桁外れの大使」と言わしめた。1961年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、1984年外務省入省。コロンビア大学大学院留学を経て、2000年在ジュネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官、その後同参事官。北米二課長、条約課長を務めた後、07年茨城県警本部警務部長という異色の経歴を経て、09年には在英国日本国大使館政務担当公使。国際法局審議官、総合外交政策局審議官(政策企画・国際安全保障担当大使)、日本国際問題研究所所長代行を歴任。現在は、TMI総合法律事務所特別顧問等を務めつつ、外交評論活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

103
著者は前・駐豪特命全権大使。カブールやスーダンからの撤退時の不手際など、外務省の劣化に対する先輩としての憂慮は理解できる。一方、対中強硬派として有名な著者の歴史認識には共感を覚えない。戦争責任を容認する政府談話を「それでは散華した英霊は浮かばれない」と強く批判するが、被害を受けたアジアの人たちの気持ちに思いが至らないのだろうか。全体的に、人事や処遇に対する不満が繰り返し語られるが、私憤が公憤に卓越する文章には後味の悪さしか残らない。尤も、SNSで匿名での誹謗中傷が多い中で、実名での批判は立派ではあるが…。2024/08/20

まーくん

82
著者は経済局長、駐豪特命全権大使を経て退官(2023)した元外務省幹部。多々外務省の問題点を挙げているが、民間でも往々にして見られる問題。エリートと思われる外交官にしても同じような問題があることに少し驚く。著者の問題意識には全く賛同するのだが、実名を挙げての先輩同僚への非難は如何か?内容が具体的で読んでいて引き込まれるが、相手側の反論は聞けないのだからフェアでない気もする。匿名で誹謗しているわけでないので、覚悟の上と理解。著者の歴史問題に関するスタンスは保守的で同意できないが、対応策については理解する。⇒2025/04/15

sosking

12
まず、対中国・韓国・北朝鮮の外務省の弱腰対応について、井沢元彦が90年代から述べていたが、これが事実だった事がわかった。また、政治主導になったのは良いが、その政治家の劣化により組織全体を見渡せた人事ができなくなっている事が問題で、この様な不適切人事は、恐らく日本全体で起こっていると実感している。筆者の仕事に対する矜持には共感する部分が多く、これと相反する考えを持つ方が組織のトップとなる切なさが、組織を弱体化させていくのは恐らく事実だろう。最後に、人脈を作る為に大使公邸設宴をするのには本当に頭が下がる。2024/08/23

TI

11
ひどいね。ここまで劣化していたとはな。弱腰外交や事なかれ外交でネゴシエートなど全く期待できない組織だけどこのままではまずい。一旦解体して新たな組織作ったほうがいいい。外務省はパスポート発行のみにして。2024/07/05

8
外務省だけの問題ではなく、日本全体の問題であろうが、それでもやはり外務省が今のような状態ではまずいな。何とかなるかどうかに日本の浮沈が掛かっている。2024/06/28

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