出版社内容情報
血の味がしたランニング、幻のオリンピック・チケット、宣伝地獄からの東京脱出、替え玉受験疑惑……。
数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔
「またオリンピックか。困るんだ、こうしょっちゅうやられては」
にもかかわらず、始まってしまえば猫にマタタビ。手に汗握り、自律神経が狂うほど興奮し、夜中に全ての中継が終わった頃にはぐったりして机に向かう気力も失っている。「勇気を与えられた」はずなのに、いま目の当たりにしたアスリートの万分の一も頑張らずに寝る。お前はバカか、と自分でも思う。(本文より)
内容説明
映画監督の毎日は平凡で、ドラマチック、ときどき爆笑。血の味がしたランニング、幻のオリンピック・チケット、宣伝地獄からの東京脱出、替え玉受験疑惑…数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔。
目次
遠きにありて(戦いません!;時代は動いているのだけれど。;勝利と健康。;テレビよ継れ!;あやしい蜜。 ほか)
ハコウマに乗って(あとすこしほしい;ふしぎなおもち;トンネルをぬけると;あおばのみち;なつのけはい ほか)
著者等紹介
西川美和[ニシカワミワ]
映画監督。1974年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。在学中から映画製作の現場に入り、是枝裕和監督などの作品にスタッフとして参加。2003年公開の脚本・監督デビュー作『蛇イチゴ』で数々の賞を受賞し、06年『ゆれる』で毎日映画コンクール日本映画大賞など様々の国内映画賞を受賞。09年公開の長篇第3作『ディア・ドクター』が日本アカデミー賞最優秀脚本賞、芸術選奨新人賞に選ばれ、国内外で絶賛される。小説・エッセイの執筆も手がけ、『ゆれる』で三島由紀夫賞候補、『きのうの神さま』『永い言い訳』でも直木賞候補となるなど話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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