中野のお父さんと五つの謎

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中野のお父さんと五つの謎

  • 北村 薫【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163918020
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

夏目漱石、芥川龍之介、松本清張…。あの文豪の、こんな謎も、お父さんが解決!

著者等紹介

北村薫[キタムラカオル]
1949年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。高校で教鞭を執りながら執筆を開始。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の〓』で日本推理作家協会賞、2006年『ニッポン硬貨の謎』で本格ミステリ大賞(評論・研究部門)、09年『鷺と雪』で直木賞、23年『水 本の小説』で泉鏡花文学賞を受賞。アンソロジーやエッセイ、評論にも腕をふるう「本の達人」としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

204
北村 薫は、新作中心に読んでいる作家です。中野のお父さんシリーズ第四弾読みました。 今回は、文豪連作短編集、お父さんの登場&謎、少な目です。オススメは、「漱石と月」&「芥川と最初の本」です。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918020 2月は、本書で読了となります。2024/02/29

trazom

111
出版社に勤める編集者の女性が、文学・文壇にまつわる謎を解決してゆくという何ともユニークで楽しい物語。中野の実家に住むお父さん(高校の国語教師)の抜群の推理が冴えるというのがタイトルの意。漱石が「アイ・ラブ・ユー」を「月が綺麗ですね」と訳したという都市伝説はどうしてできたか/松本清張の「点と線」のトリックの稚拙さを公然と指摘したのは誰か/芥川龍之介の「羅生門」の装丁に刻まれた漱石の思い出など5つの謎の物語からなるが、資料や裏話を手繰りながら真相に迫ってゆく展開は、スリル満点でとても楽しい。ああ、面白かった!2024/04/03

buchipanda3

98
今回も文芸謎解きミステリ噺を存分に楽しめた。漱石、清張、池波正太郎などの謎めいた逸話の深掘りに興味がそそられ、それを愉しげに語り合う空気感もまた心地良い。今作では時代感覚と言葉の力が印象に残った。時代の移ろいに伴う常識の変化があるが、昔の本は当時の活きた感性に触れる愉しみとなる。漱石の言葉からあの映画の台詞に繋がる面白味、芥川の手紙に喜々となる心、落語の魅力を小説に盛り込む遊び心、ルビで示す落語家への敬意。どれも本と言葉が在ることの愉悦を伝えてくれる。あと著者は駄洒落だけじゃなく今のお笑いも好きそうだね。2024/02/11

aquamarine

80
シリーズ4作目(読む直前に3作目を読んでないことを思い出したが強行突破)。漱石と月では、話にも出てくる刑事ドラマを見ていて逆に根拠がないことを知っていたがこんな風に理路整然と謎に道筋がつけられると感動してしまう。同様に「点と線」は再読したくなったし、和田誠さんの「物語の旅」、途中まで既読の「鬼平犯科帳」も読みたくなった。お父さんのところにたどり着くまでいろんな専門家と話すので初期のお父さんが謎を解く、というイメージは薄くなっている気がする。北村さんのエッセイを読んでいるという感じの方が近いかもしれない。2024/03/25

がらくたどん

65
良いのだ。このシリーズをブツブツ言いつつ集めている(私は文庫主義!)読み手は自分も含め納得しているのだ。巻を重ねたらこうなるしかないし、それはそれで楽しいのだと。文学探偵とは元々は平場の暮らしに文学が接触して滲む謎を文学上の解釈の縺れから解いていく趣向だったはず。分かっていたのだ。いつか文学蘊蓄合戦になると。「本を振りかざした、おじいさんの戦い」もう自分で言っちゃってるし。それに悔しいけど面白いし。漱石の「アイラブユー」とか清張の『点と線』とかくすぐり処も巧い。本を仲立ちにした物語を表裏の表紙が一手に担う2024/04/18

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