でぃすぺる

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でぃすぺる

  • 今村 昌弘【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 440p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163917498
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報


『屍人荘の殺人』の著者が仕掛ける
ジュブナイル×オカルト×本格ミステリ

小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。
ユースケは、自分のオカルト趣味を壁新聞作りに注ぎ込むため、〝掲示係〟に立候補する。この地味で面倒だと思われている掲示係の人気は低い。これで思う存分怖い話を壁新聞に書ける!……はずだったが、なぜか学級委員長をやると思われたサツキも立候補する。

優等生のサツキが掲示係を選んだ理由は、去年亡くなった従姉のマリ姉にあった。
マリ姉は一年前の奥神祭りの前日、グラウンドの真ん中で死んでいた。現場に凶器はなく、うっすらと積もった雪には第一発見者以外の足跡は残されていなかった。つまり、自殺の可能性はなく、マリ姉を殺した犯人が雪が積もる前に凶器を持ち去ったはず。犯人はまだ捕まっていない。

捜査が進展しない中、サツキはマリ姉の遺品のパソコンの中に『奥郷町の七不思議』のファイルを見つける。それは一見地元に伝わる怪談話を集めたもののようだったが、どれも微妙に変更が加えられている。しかも、『七不思議』のはずなのに六つしかない。警察がこの怪談に注目することはなかった。そして、マリ姉に怪談を集める趣味がなかったことをサツキはよく知っている。

マリ姉がわざわざ『七不思議』を残したからには、そこに意味があるはず。
そう思ったサツキは掲示係になり『七不思議』の謎を解こうとする。ユースケはオカルト好きの観点から謎を推理するが、サツキはあくまで現実的にマリ姉の意図を察しようとする。その二人の推理を聞いて、三人目の掲示係であるミナが冷静にジャッジを下す……。

死の謎は『奥郷町の七不思議』に隠されているのか? 三人の〝掲示係〟が挑む小学校生活最後の謎。
こんな小学6年生でありたかった、という思いを掻き立てる傑作推理長編の誕生です。


内容説明

雪密室の謎を解く鍵は『七不思議』にあるか?誰も読んだことのない怪談推理。

著者等紹介

今村昌弘[イマムラマサヒロ]
1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は「このミステリーがすごい!」、週刊文春ミステリーベスト10、「本格ミステリ・ベスト10」で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞“小説部門”を受賞して国内ミステリーランキング4冠を達成、第15回本屋大賞第3位となり、2019年に映画化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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starbro

408
今村 昌弘、4作目です。青春オカルトミステリ、宮部みゆきが書きそうなテーマですが・・・ 今時の小学校でも壁新聞なんか作成しているのでしょうか❓ オカルトの記事を掲載していると恐怖新聞(byつのだじろう)が届くかも知れません(怖) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639174982023/10/27

パトラッシュ

366
これまでリアルの領域に踏み止まってきた著者だが、ついに本作でオカルト側へ傾斜した。全体の構成は『ドラキュラ』で英国に上陸した吸血鬼と戦うヴァン・ヘルシングとその仲間たちに準拠している。住んでいる町の七不思議を探る小学生3人組の探索が、最初は微笑ましく進んでいたのが少しずつキナ臭さを増していき、やがて大人が必死に隠していた悪夢の如き秘密に辿り着いてしまう。探偵が小6なのが不自然なほど頭がよく、怪異に直面してもパニックを起こさず立ち向かうのはどうかと思うが、明智小五郎抜きの少年探偵団の活躍を読んでいるようだ。2023/12/22

青乃108号

359
とある田舎町で殺人事件が起こり、犠牲者が犯人の手掛かりとして遺した7つの怪談。託されたのは小学六年生の男女3人。何故小学生か。読む前は大いに不安だった。しかしこの物語はこの3人が小学生である事でしか成立し得ない、と読後納得。ジュブナイルxオカルトx本格ミステリーの融合という無謀な挑戦は見事に成功している。これは文句なく面白かった。2023/11/02

旅するランナー

257
オカルト推理ミステリー。奥郷町の七不思議の謎。うち六つは、表紙裏に不気味なイラストが描かれている。そして、七つ目を知ると死ぬ。小学六年生の男女3人組が一つ一つ解明していくのが王道的に面白い。最後はノックスの十戒が出てきて、推理小説を書く時のルールを一つ破ることに敢えて言及する。賢いちるどれん。2023/11/04

やっちゃん

244
オカルトかミステリか、どっちつかずで混乱したままの読書ではあったが終盤にかけて徐々に緊張感を高めていく盛り上げがうまくて年甲斐もなくドキドキさせていただきました。オカルトなのにしっかりミステリとしての理屈は通してるのが素晴らしい。2024/03/08

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