スポーツ毒親―暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか

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スポーツ毒親―暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか

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  • サイズ 46判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163915340
  • NDC分類 780.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「あの監督なら、全国大会に行ける」
部活やジュニアスポーツの現場で絶えることがない、指導者による暴力・性虐待事件。そこには子どもを護るどころか率先して追い込み、事実を隠蔽しようとする"毒親"たちが存在した――。徹底取材で描く衝撃ノンフィクション。

〈7月上旬。理子への暴力は、日本小学生バレーボール連盟(日小連)の傘下である大分県小学生バレーボール連盟(県小連)へ通報された。(中略)そこから「誰がリークしたのか」と犯人探しが始まった。
母と娘の地獄は、そこから始まった。
 7月16日18時半、町内の公民館でチームの保護者会が開かれた。日ごろからチームの祝勝会や慰労会などを行う部屋で20数畳近い広い和室。座布団も出されず、現役選手の親たち15人ほどがコの字型になって腰を下ろした。Bの姿はなかった。
「悪くすれば、B先生が指導できなくなります。裏切りは許せません。このなかに絶対に(リークした親が)いると思っています」
保護者会長の男性がおもむろに立ち上がり、「一人ひとり、話を聞かせてください。じゃあ、そっちの端から」と口火を切る。自分がリークしていないことを証明したい親たちは、犯人探しに躍起になった。〉(第2章より)


目次
第1章子どもに土下座させる監督に服従し続けた親たち――全国上位の少年バレーボールクラブ
第2章口止め誓約書を書かせた親たち――大分少女バレーボール暴力事件
第3章性虐待に鈍感な親たち――高校女子バスケットボール部セクハラ事件
第4章不正に手を染める高校生ゴルファー――親に抑圧される子どもたちの辛苦
第5章少年球児をうつ状態にした父――大阪府「お父さんコーチ」の懺悔
第6章少年野球当番問題――来られない親に嫌がらせをする母親たち
第7章毒を制した親たち――暴力指導を向き合った全国柔道事故被害者の会

内容説明

部活やジュニアスポーツの現場で絶えることがない、指導者による暴力・性虐待事件。そこには子どもを護るどころか率先して追い込み、事実を隠蔽しようとする“毒親”たちが存在した―。

目次

序章 「4年生になるまで殴りません」が問題意識の起点に
第1章 スポーツ毒親は狂喜する「全国大会は蜜の味」子どもに土下座させる監督に服従し続けた親たち―全国上位の少年バレーボールクラブ
第2章 スポーツ毒親は判断力を失う「個人より組織」口止め誓約書を書かせた親たち―大分少女バレーボール暴力事件
第3章 スポーツ毒親はスルーする「強い主従関係の危険度」性虐待に鈍感な親たち―高校女子バスケットボール部セクハラ事件
第4章 スポーツ毒親は待てない「早期教育のリスク」不正に手を染める高校生ゴルファー―親に抑圧される子どもたちの辛苦
第5章 スポーツ毒親は子を追い込む「発奮させる恐怖学習」少年球児をうつ状態にした父―大阪府「お父さんコーチ」の懴悔
第6章 スポーツ毒親のブラック掟「日本の負の縮図」少年野球当番問題―来られない親に嫌がらせをする母親たち
第7章 スポーツ毒親にならないために 毒を制した親たち―暴力指導と向き合った全国柔道事故被害者の会
終章 親が学ぶことで子どもは救われ、豊かな人生になる

著者等紹介

島沢優子[シマザワユウコ]
スポーツライター。筑波大学卒業後、英国留学などを経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。主にスポーツや教育関係をフィールドに執筆。JOCナショナルコーチアカデミーやプロ球団などで講演も多い。公益財団法人日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ネギっ子gen

65
部活やジュニアスポーツの現場で、次々起きる指導者による暴力・性虐待事件。その背景には、子どもを護るどころか率先して追い込み、事実を隠蔽しようとする〝毒親〟たちが存在した――。スポーツライターが徹底取材で描いたノンフィクション。<担任からのパワハラには目を光らせるのに、暴力をふるうミニバスケットクラブの監督を支持する母親に出会った。「全国大会に連れて行ってくれるから」だと言う。平手打ちや「死ね」「帰れ」の暴言を「どうせ社会に出たら理不尽なことだらけだから、今から慣れておいたほうがいい」と有難がっていた>。⇒2022/06/07

メタボン

35
☆☆☆☆ 子供をスポーツで大成させようと思うあまり冷静さを欠き、理不尽な行動を取ってしまう親たち。そして暴力を指導とすり替えて執拗にハラスメントを繰り返す指導者、それを黙認する親たち。被害者はいつも子供だ。この構図について警鐘を鳴らす良書。2022/10/27

おかむら

34
我が家は代々スポーツとは無縁のインドア家系なので、スポ少だの部活だので土日つぶれてしまうよそんちはご苦労さんとは思ってたし、体罰事件とかで指導者(先生)が逮捕されるとよく父兄たちが嘆願書の署名集めたりすんのなんでかとも思ってたんですが、これ読んだら子どもスポーツ界の掟というか魔力に納得。怖いわー。スポーツ苦手でよかったわー。2022/06/26

のりすけ

24
いまだにこんな昭和のスポコン丸出しの制度が残ってんのかー、とちょっと驚いた。でも成功した選手と親御さんと指導者の汗と涙と感動の物語を求めてる人が一定層いる以上、こういうのはなかなかなくならないんじゃないの?あんまりスポーツに興味ないので、こういう感想しか持てないよ、ごめんね。あとライターさんの構成力が少々アレ。2022/07/10

メチコ

15
客観的に見れば明らかに異常と思える指導も、いざ自分がその輪の中にいると感覚が麻痺してしまうから恐ろしい。 これは決して他人事ではないよね。 厳しい上下関係であったり、指導という名の暴力を身をもって体験し容認してきた親は特に要注意かも。 厳しさが不要ということではなくて、その意味をはき違えるなよと。 なにはともあれ親の夢や希望を子に投影させるのではなく、子自身の将来や人生を第一に考えられるように、自分の目が曇らないよう意識していきたいと思いました。2023/04/17

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